A24製作『13日の金曜日』前日譚が正式始動、「ハンニバル」脚本家が就任

『13日の金曜日』、異色の顔ぶれで復活。シリーズの前日譚となる新作ドラマ「クリスタル・レイク(原題:Crystal Lake)」が、A24製作、「ハンニバル」(2013-2015)の脚本家ブライアン・フラーの手で正式始動した。米Varietyなどが報じている。
殺人鬼ジェイソン・ボーヒーズがクリスタル・レイクにて巻き起こす殺人事件を描く『13日の金曜日』シリーズは、1980年~2002年に全10作が製作されたのち、『エルム街の悪夢』とクロスオーバーした『フレディVSジェイソン』(2003)、マイケル・ベイによる2009年製作のリブート版が発表されている。2017年には新作企画が発表されるも実現せず、2018年にはレブロン・ジェームズによるリブート企画も報じられたが続報は届いていない。
したがって本作は、実に13年越しとなる『13日の金曜日』の新作企画。ストーリーは不明だが、報道によるとシリーズの“拡張された前日譚”になる模様。脚本・製作総指揮をブライアン・フラーが務めるほか、映画版第1作の脚本家ヴィクター・ミラーも製作総指揮に就任した。ミラーと映画シリーズを手がけたHorror, Inc.は権利をめぐって長らく法廷で争っていたが、すでに和解済み。Horror, Inc.のロバート・バーサミアン、ミラーの弁護士であるマーク・トバロフも製作総指揮に名を連ねている。
正式始動にあたり、フラーは「10歳の時にFamous Monsters(映画雑誌)で『13日の金曜日』のページを見て以来、この物語を考え続けてきました。ホラーの水準を高め、限界に挑んでいるA24のもと、クリスタル・レイクのキャンプ場をじっくりと描けることに興奮しています」とのコメントを発表した。
また、NBCユニバーサル テレビ&ストリーミング部門のスーザン・ロヴナー会長は「『13日の金曜日』は映画史上もっとも有名なホラーシリーズであり、私たちは『クリスタル・レイク』でこの物語を再び描きたいと熱望してきました。長年の友人にして共同作業者、才能あふれるクリエイターのブライアン・フラー、また素晴らしいパートナーであるA24との仕事を楽しみにしています。この新たなバージョンは、長年にわたるシリーズのファンを興奮させるものになるでしょう」との声明を寄せている。
『13日の金曜日』前日譚ドラマ「クリスタル・レイク(原題:Crystal Lake)」は米Peacockにて配信。リリース時期や海外展開については現状不明だ。
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Source: Variety