『マッドマックス:フュリオサ』監督、過酷アクションに挑むアニャ・テイラー=ジョイをスタントダブルだと勘違いしていた

伝説の『マッドマックス』サーガ最新作、『マッドマックス:フュリオサ』で主演に抜擢されたのは、アニャ・テイラー=ジョイ。『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)や『ザ・メニュー』(2022)『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』(2023)といった話題作への出演を重ね、飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍中の若手俳優だ。
そんなアニャ、『フュリオサ』の撮影ではスタントを可能な限り自らこなし、アクション俳優としての萌芽を見せた。これは、ジョージ・ミラー監督にとっても驚きだったようで、GQイギリス版との取材で、監督は現場での困惑エピソードを語っている。
なんとミラー監督、目の前でスタントに挑んでいるアニャのことをてっきりスタントダブルの女性と勘違いしていたことが多々あったのだとか。アニャ演じるフュリオサが車のボンネットからフロント席にダイブするシーンについて、ミラー監督は「彼女のスタントダブルであるヘイリーを見ていたつもりで、“本当にアニャそっくりだな”と思っていたんです」と振り返る。セカンドユニットディレクターのガイ・ノリスにそのことを伝えてみたら、こんなことを言われたそうだ。「ヘイリーじゃないですよ。あれはアニャです」。
運転免許証を取得していなかったアニャは、本作の撮影で初めて車の運転を学ぶなど、覚えることも多い中でアクションに取り組んだ。しかしミラー監督は、まさかアニャがここまでのアクションを行うとは思っていなかったのだろう、「見間違えることはよくありました」と振り返っている。
『フュリオサ』でアニャのスタントダブルを務めたのは、ヘイリー・ライト。10年のキャリアを持つベテランで、『アクアマン』(2018)のアンバー・ハードや「ワンダヴィジョン」(2021)のエリザベス・オルセンのスタントダブルを務めてきた。アニャは、撮影現場で受けたライトからのサポートに感謝しており、「彼女と私は姉妹のような関係性。常に一緒にいてくれました」と英Daily Mailに語っていた。同作を経て仲を深めるようになったという2人、アニャはライトを「親友」と呼んでいるほどだ。
ミラー監督とは、撮影前から「できるだけ身を投じることが重要だ」と話していたというアニャ。本作での学びとしてスタントダブルとの信頼関係を挙げ、「一番重要なのは、攻撃的な環境というよりも、“あなたを愛している。あなたを信じている。あなたならできる”というようなことです。ああ、ヘイリーが大好きです」と語った。
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映画『マッドマックス:フュリオサ』は2024年5月31日(金)公開予定。
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Source:GQ,Daily Mail