『マッドマックス』フュリオサ単独映画、アニャ・テイラー=ジョイが追求するのは「強さ」

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の前日譚映画『フュリオサ(原題:Furiosa)』では、『スプリット』(2017)「クイーンズ・ギャンビット」(2020)など飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍する俳優、アニャ・テイラー=ジョイがフュリオサの若き日の姿を演じる。
この度、アニャ・テイラー=ジョイが、シャーリーズ・セロンに代わってこの大役を演じるために必要な準備について、Entertainment Weeklyのインタビューにて持論を述べている。「この映画を担えるだけの強さを身につけることだと考えています。それは感情的な強さであり、身体的な強さであり、精神的な強さです」。
フュリオサといえば、イモータン・ジョーの妻たちを連れて砦から脱出する計画を立てるなど正義感に溢れており、緊迫した状況下の中でも常に冷静沈着で、マックスにも劣らない戦闘技術を誇る登場人物だ。まさにアニャ・テイラー=ジョイがフュリオサを演じる上で必要な準備と言えるだろう。
また、『マッドマックス』シリーズの醍醐味といえば、荒廃した砂漠で繰り広げられるスペクタクルなカーアクションシーンだろう。2021年8月にテイラー=ジョイは、スタントの大半を自らこなせるよう、スタントチームによる指揮のもとで運転を学んでいると報告しており、このたびのインタビューでもまた、「何らかの車が登場しなければ、『マッドマックス』ではありません」とカーアクションシーンの登場を示唆している。
監督・脚本・製作を務めるジョージ・ミラーについては、「とてつもなく寛大で、とにかく情熱に溢れている方です。すでに彼との仕事が大好きです」と述べており、早くも監督に魅了されている様子だ。2024年5月24日の米国公開に向けて本作の撮影前作業は、2021年11~12月にて行われる予定と伝えられているため、2022年の前半には撮影が開始される見込み。撮影開始が近づく中、アニャ・テイラー=ジョイは「待ち遠しいですね。とても興奮しています」と話している。
ジョージ・ミラー監督のほか、共同脚本のニック・ラソウリス、音楽のジャンキーXL、編集のマーガレット・シクセル、美術のコリン・ギブソン、音響編集のベン・オスモ、製作のダグ・ミッチェル、メイクアップ・デザイナーのレスリー・ヴァンダーウォルト、スタント・コーディネーターのガイ・ノリスらが前作から再集結。共演者には、『アベンジャーズ』シリーズのクリス・ヘムズワース、『マトリックス レザレクションズ』(2021)のヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世が名を連ねている。
『フュリオサ(原題:Furiosa)』は、2024年5月24日に米国公開。
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Source: Entertainment Weekly