『マッドマックス:フュリオサ』は「全フレームが考え抜かれていて、全てに必然性があり、全く無駄がない」とクリス・ヘムズワースが絶賛
ついに公開された『マッドマックス:フュリオサ』初予告編に、世界中のファンが沸いている。『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)フュリオサの前日譚を描くこの最新作では、ジョージ・ミラー監督によるあのアーティスティックなショットの数々が引き続き堪能できそうなことが、映像から予感することができる。
見れば見るほどクセになる構図とカメラワークは、やはり『フュリオサ』でも楽しみな見どころになるようだ。悪役ディメンタス将軍役として参戦するクリス・ヘムズワースは、ブラジル開催のコミコン「CCXP23」にて、ミラー監督のこだわりを熱く代弁している。
「ジョージとの仕事で新鮮だったのは、全てのフレームが考え抜かれていることでした。全フレームの一つ一つに、“必然性”があるんです。全てが壮大な計画とメッセージの一部であり、全く無駄がないんです。目に見るもの全てが不可欠なもので、何かを意味していて、キャラクターの冒険や物語、映画の全ての流れにつながっているんです。」
多くのこだわりを持つミラー監督といえば、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』のハードな撮影が知られており、出演のシャーリーズ・セロンには「間違いなくこれまでで一番大変な仕事だった。撮影で負った“体が覚えている”レベルのトラウマをいまだに拭いきれない」とまで言わせた。その壮絶な日々が書籍『マッドマックス 怒りのデス・ロード口述記録集 血と汗と鉄にまみれた完成までのデス・ロード』としてまとめられているほどである。
そんなシリーズの最新作とあって、新規出演のヘムズワースも「いい意味でクタクタになりました」と振り返る。「僕たち全員が、この旅、この映画、そして40数年も続いているこのシリーズに貢献するために、厭わずに身を投げ出しましたよ」と、全身全霊でぶつかったようだ。
映画『マッドマックス:フュリオサ』は2024年全国公開。上映されたら、映画館の大スクリーンで全ての瞬間を目に焼き付け、砂埃を浴びろ。
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