『マッドマックス』フュリオサ単独映画、 アニャ・テイラー=ジョイは丸刈り頭にするのか? ─「彼女はやりたがっている」

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)の前日譚映画『フュリオサ(原題)』にて、シャーリーズ・セロンに代わって主演を飾るのは、『ラストナイト・イン・ソーホー』(2021)などのアニャ・テイラー=ジョイ。果たして、フュリオサの若き日の姿を演じるにあたって、本人は頭を剃り上げるのだろうか?
フュリオサとは、イモータン・ジョーという名の冷徹な独裁者に反旗を翻し、彼の妻たちの逃走計画を実行する丸刈り頭&義手の最強戦士で、のちにマックスと同盟を結ぶことになった人物。もともとは緑の地と呼ばれる場所の出身者だったフュリオサだが、幼少期の頃、シタデルへ母と共に連行され、3日後に母親は命を落としてしまった。『デス・ロード』でフュリオサはシリーズ初登場を果たしたが、バックストーリーについて語られることは少なかった。その知られざる過去、前日譚が本作で描かれるのだ。

いつからフュリオサが丸刈り頭なのかは定かでないが、前日譚でも同じ髪型を期待しているファンもいるだろう。どうやら、アニャ・テイラー=ジョイ本人も役柄のため頭を剃り上げることを希望しているようだ。米Varietyのインタビューにてコスチューム・デザイナーのジェニー・ビーヴァンは、「彼女はしたいみたいです」と明かしている。しかし、「それをジョージは望んでいないんです。だから、彼女が実際にやるかどうかはわかりません」と続けた。
もちろんジョージとは、前作に引き続き監督・脚本・製作を務めるジョージ・ミラーのこと。一体、なぜアニャ本人が希望しているにもかかわらず、ミラー監督はそれを受け入れないのだろうか。そのことについては言及されていない。
なお、『フュリオサ』は“オーストラリアで撮影される史上最大の映画”であり、“長年に渡る壮大な物語”を描く作品と伝えられているが、その詳細は依然として謎に包まれたまま。前作のアシスタント・ディレクターおよびプロデューサーのP・J・ヴォーテンは、本作について「より伝統的な三幕構成のドラマになっています。もしも、みなさんがまたチェイス映画を期待しているなら、そうはならないでしょう」と説明していた。よりキャラクターに迫る物語になりそうだ。
キャストにはほか、クリス・ヘムズワースがヴィラン役として登場し、『Mank/マンク』(2020)などのトム・バークがヤーヤ・アブドゥル・マティーン2世の代役として参加していることが判明済み。撮影時期は定かでないが、米ScreenRantは、2022年4月〜6月の間にも開始され、2ヶ月ほどかかると予想している。2024年5月24日に米国公開予定だ。
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Source:Variety