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ガル・ガドット、『007/慰めの報酬』でボンドガールのオーディションを受けていた ─ その縁で『ワイスピ』出演へ

ガル・ガドット
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/35401982293/ Remixed by THE RIVER

今でこそ、DC映画『ワンダーウーマン』シリーズに主演し、ハリウッドでスターの仲間入りを果たしたガル・ガドットだが、『ワイルド・スピード MAX』(2009)のジゼル役でスクリーンデビューした当時は無名の存在だった。そんなガドットが俳優としてデビューする前、『007/慰めの報酬』(2008)でボンドガールのオーディションを受け、その縁で『ワイルド・スピード MAX』に出演することになったと興味深い舞台裏エピソードを明かしている。

InStyleの取材で、イスラエル出身で元兵士のガドットが、ボンドガールのオーディションに参加するに至った経緯を語った。

「兵役とモデル業を終えた後、大学を卒業して法律を学びました。新しいボンドガールを探しているキャスティング・ディレクターがいて、彼女は私のモデル・エージェントで私のカードを見ていたんです。私は彼女に、“あの、私は女優ではないんです。エージェントが、あなたがすごく私に会いたいと言ったのでここにいますが、あなたの時間を無駄にしたくありません”と伝えました。私は役を獲得しませんでしたが、演技コーチと取り組み始めて、イスラエルでオーディションを受け始めました。テレビ番組で初となる役を得て、その同じキャスティング・ディレクターが私のことを覚えてくださっていて、『ワイルド・スピード』に私を起用してくれたのです。そこから私は役者を始めたんです。」

¥ガドットが大きな印象を残したのは、キャスティング・ディレクターだけではなかったようだ。2021年5月に、『ワイルド・スピード』シリーズ第3〜6作で監督を務めたジャスティン・リンが、ガドットがジゼル役のオーディションを受けた当時のことを回顧。そのインタビューでリンは、演技経験を持つ候補者が世界から出揃う中、後ろ盾が無い上に元兵士という稀なキャリアを持っていたガドットについて、「彼女は怖いもの知らずで、何かを持っていた。その時、彼女はまだ軍人のようで、振る舞い方や銃の扱い方もそういった感じでした。すごく力強く、素晴らしいものがありましたね」と振り返っていた。

ハリウッドの大物監督にも鮮烈な印象を残したガドットは、『ワイルド・スピード』を機に大きく躍進。飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍を続けている。もし、『007/慰めの報酬』でボンドガールを演じていたら、かなり異なる俳優キャリアを歩んでいた可能性もありそうだ。

なお、ガドットには『ワンダーウーマン』第3作に加え、『ナイル殺人事件』、エジプトの女王クレオパトラ役で主演する『Cleopatra(原題)』、アニメ映画『白雪姫』の実写版映画『Disney’s Snow White(原題)』をはじめとする新作が待機中だ。

Source:InStyle

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Hollywood

ロサンゼルスに11年在住していた海外エンタメ翻訳家/ライター。海外ドラマと洋画が大好き。趣味は海外旅行に料理と、読書とキャンプ。

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