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映画配給会社「GAGA」をGENDAグループが買収

映画配給事業を行うギャガ株式会社(東京都港区)の発行済株式78.05%を、エンターテイメント企業の株式会社GENDA(東京都港区)が買収したことがわかった。

GENDA側のプレスリリースでは以下のように伝えられている。

当社は「世界中の人々の人生をより楽しく」をAspiration(アスピレーション=大志)に掲げ、2040年に「世界一のエンターテイメント企業」になることを目指しています。その過程において、事業の基盤となる「エンタメ・プラットフォーム」を拡大し強固なものにしていきながら、「エンタメ・コンテンツ」事業を充実させ、強化することも必須であるものと考えております。

 

ギャガは、この15年間で7本のアカデミー作品賞受賞作、6年間で4本のカンヌ国際映画祭最高作品賞「パルムドール」受賞作を配給している世界的にも類を見ない独立系配給会社のトップブランドです。この映像コンテンツ業界での強固なポジションを基盤に、ギャガは、「マルチポートフォリオ戦略」を推進し、邦画、アニメ、ゲームコンテンツを企画制作し、国内作品(TVアニメ含む)の海外販売や配信各社に作品を提供し、併せて「プラスGAGA」や「GAGA★ONLINE STORE」などECビジネスも手掛けています。さらに、ギャガの現経営者である依田巽氏のエンターテイメント業界内での高いプレゼンスを鑑み、今回のギャガのGENDAグループへの参画は、単に映画業界にとどまらず、テレビ、出版、音楽業界とGENDAグループとの新たなネットワーク構築の好機ともなります。また、これらのネットワークは、GENDAグループが主軸として進めている「プライズゲーム」などIPを活用したキャラクター・マーチャンダイジング・ビジネスの拡大に寄与することが期待できます。この度のギャガの参画を機にGENDAグループは「エンタメ・コンテンツ」調達力の向上とエンターテイメント業界におけるネットワーク強化をさらに推し進めてまいります。

株式78.05%を株式会社GENDAが保有し、残りの21.95%は現在までにギャガ株式会社の親会社であった株式会社ティー ワイ リミテッド依田巽代表取締役会長が保有する。契約締結日は2023年11月20日。取引実行日は30日を予定。

この発表と同日、株式会社GENDAは「グルメポップコーン」で知られる「ヒルバレー」ブランドのポップコーン企画・製造・販売を行う日本ポップコーン株式会社の全株式を保有するINP合同会社全持分を取得し、それぞれ孫会社、子会社におさめている。

株式会社GENDAは、コンテンツ&プロモーション、キャラクターMD、F&B(飲食)、アミューズメントの各事業を有するグループ企業。現在、約260店舗のアミューズメント施設等を運営。他にアミューズメントマシンレンタル、オンラインクレーンゲーム、セールスプロモーション等キャラクターライセンスを手掛け、国内の他、中国、台湾及び米国でも事業を展開する。

ギャガ株式会社は「GAGA★」ブランドを通じ、『ラ・ラ・ランド』『グリーンブック』『コーダ あいのうた』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など数多くの作品を配給する独立系会社。

Source:株式会社GENDA

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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