『ジョーカー2』悪評を振り返るレディー・ガガ「最初は笑っていた」「否定的な声が山ほどあった」

コミック映画に新たなる革命を起こした『ジョーカー』(2019)の続編として期待と共に登場しつつ、予想外の世界的不評に見舞われた『ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ』(2024)。リー役に挑んだレディー・ガガはアーティストとして絶対的存在であるが、そんな彼女も同作の不評は堪えたようだ。
「『ジョーカー』には否定的な声が山ほどありました。当時私は、アーティストとして反抗的な感覚だったと思います」と米Rolling Stoneに吐露したガガ。結局、その年の最低映画を決めるラジー賞も“総なめ”にしてしまうほどの『ジョーカー2』への悪評について、「全く動じなかった、というわけではありません」と笑顔で答えたと記されている。
「面白いのですが、自分の反応を話すのは少し緊張しますね。でも実際、(批判が)最初に巻き起こり始めた時は、笑っていました。あんまりにも理不尽だったから。批判がなかなか収まらない時こそ、むしろ辛いものです。だって、かなり自分自身を注ぎ込みましたからね。」
実は、『ジョーカー2』公開後の経験を反動にして制作したのが、楽曲『Disease』のミュージックビデオなのだという。このビデオでは、傷ついたガガが自分自身と格闘したり、向かい風に争ったり、押しつぶされて身体を震わせたりする。「私が医者になって、あなたの病を治してあげる」「あなたが罪人なら、あなたを信じさせてあげる」と歌う曲だ。
「あのビデオにエネルギーを注ぎました。“私が誰か、この戦いがどんなものか見せてやる”という感じでね」とガガ。改めてビデオを視聴すると、ガガは胸の内に痛みを感じていたことがうかがえる。
なおガガは2025年3月に出演した米人気番組のサタデー・ナイト・ライブで、『ジョーカー2』悪評を笑いに昇華させている。「私が真剣な役者としての技術をお見せできるような映画を慎重に選んできました。例えば、『ジョーカー2』とかね」とジョークを放ち、ラジー賞の不名誉に対しては「私、受賞だ〜いすき!」と自虐。しまいには「『ジョーカー3』はやらないと約束します」とも放っていた。
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Source:Rolling Stone




























