『ウィキッド』前日譚『ガリンダ』米刊行へ ─ 原作者が新たに描く、グリンダのオリジン物語

『ウィキッド』新たな前日譚となる小説が、『ガリンダ(原題:Galinda A Charmed Childhood)』として2026年9月26日に海外刊行される。
『オズの魔法使い』に基づく原作小説『ウィキッド 誰も知らない、もう一つのオズの物語』を1995年に刊行したグレゴリー・マグワイアによる新書。シズ大学に入学する以前のグリンダ、つまりガリンダの幼少期から、彼女の真の姿やその人生を描く。
刊行元ハーパーコリンズ・パブリッシャーズの米サイトで紹介されているあらすじは以下の通り。
「高貴な家系ながら没落しつつある一家の4人きょうだいの末娘であるガリンダは、甘やかされつつも無視されている存在だ。生まれつきの優雅さは地域のダンス大会で彼女を引き立ててくれそうだが、その努力は、家業の方針に不満を抱く地元商人たちの間で膨らみつつある反感に気づくことを妨げている。
子どもらしい自己満足と名もなき臆病さにとらわれているガリンダは、したたかさも、それを育む必要性も、自分の中に見いだしてはいない。しかし、父親が競争相手たちに仕掛けられた罠や策を巧みにすり抜けていくにつれ、ガリンダもまた、誇り高くも苦しい幼少期を越え、より高みへと自らを導くかもしれない人生へのダンスを始めるのだった。」
原作者マグワイアからは、すでにエルファバの幼少期を描いた前日譚小説が『ウィキッド・チャイルド』として刊行されており、早川書房より邦訳版も2025年4月に刊行されている。2書を合わせれば、『ウィキッド』の世界をよりエモーショナルに堪能できそうだ。
アリアナ・グランデがグリンダ役を、シンシア・エルヴォがエルファバ役を演じた映画版『ウィキッド ふたりの魔女』(2024)は大ヒットを記録し、現在はその後編『ウィキッド 永遠の約束』が海外でボックスオフィスを席巻中。日本では2026年3月に公開予定だ。
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