キャリー・フィッシャーの愛犬ギャリー君、娘のビリーが引き取ることに ギャリー君ツイッター”中の人”も判明

スター・ウォーズ・ファン、そしてアメリカのショウビズ界にとって、2016年末は喪失感に溢れた哀しいものとなってしまった。
12月28日、レイア姫役キャリー・フィッシャーがフォースの冥界へと旅立った。翌29日には、キャリーの母であり、『雨に唄えば』(1952年)『タミーと独身者』(1957年)などで知られる、アメリカのショウビズ界の礎を築いたデビー・レイノルズが、まるで愛娘を追うようにして亡くなった。脳梗塞によるものとされている。
何の前触れもなくフォースの冥界に旅立ったまま帰らぬ人となってしまったキャリーの帰りを、心の何処かで待っていたいのは、彼女の遺された家族や友人、そして我々ファンだけではない。いつも彼女と日々を共にした4歳のフレンチブルドックの愛犬ギャリー君も同じ気持ちである。
ギャリー・フィッシャーと名付けられたキャリーの愛犬は、TwitterアカウントとInstagramアカウントを有しており、飼い主キャリーとの日々を発信していた。亡くなる直前、27日には「ずっと待ってるからね…」と窓際で飼い主の帰りを待つギャリーの写真が公開されている。
I’ll still be waiting for you……. pic.twitter.com/ef461OcqKJ
— Carrie Fisher’s Dog (@Gary_TheDog) 2016年12月27日
またキャリーが亡くなった翌日には、「ここが一番のお昼寝スポットだった。寂しいよママ」とのコメントと共に、ソファで眠るキャリーとギャリーの写真を投稿している。
This was the perfect place to sleep. Miss you mommy. #CarrieFisher pic.twitter.com/biUJtAdiIz
— Carrie Fisher’s Dog (@Gary_TheDog) 2016年12月29日
TMZが報じるところによれば、キャリー・フィッシャーは生前「私に何かあったら、ギャリーの面倒はビリーに任せたい」と望んでいたという。ビリーとは、キャリー・フィッシャーの娘であり『フォースの覚醒』にもカメオ出演を果たしているビリー・ラードのことだ。
TMZでは、キャリーの遺言通り、ギャリー君の今後の面倒はビリーが見ることになったと報じている。2日続けて母と祖母を一度に失ってしまったビリー・ラードにとって、ギャリー君が少しでも彼女に笑顔をもたらしてくれることを願いたい。
ギャリー君のTwitterは誰が運営していたのか
ところで、ギャリー君のTwitterアカウントは、飼い主キャリーの留守中も、そして彼女がフォースの冥界へ出かけていった今でも変わらず更新されている。また、キャリー・フィッシャーのTwitterといえば昔の日本で言う『ギャル文字』のような、アルファベットと絵文字を置き換えたユニークなツイートで知られている。どうやらキャリー本人がギャリー君のアカウントに書き込んでいたわけではないようだ。
飼い主が旅立った今、6万4千以上のフォロワーを持つギャリー君のTwitterアカウントは、その”中の人”がいちファンによるものあり、”半公式”のような状態でツイートをしていたことを明かした。「ここ数日、ギャリー君は誰がつぶやいているのかをよく聞かれました。混乱や誤解を避けるためにも、今がその内情を明かすベストタイミングかと思いまして」とのコメントと共に、以下の文書を発表している。
Over the last fews days Gary’s been asked who tweets for him.I felt it was best to post this statement to avoid any confusing or misleadings pic.twitter.com/OlczgRSsmE
— Carrie Fisher’s Dog (@Gary_TheDog) 2016年12月29日
「一年以上前のこと。みなさんと同じように、私はキャリー・フィッシャーさんのすばらしいブルドッグ、ギャリー君に出会いました。と同時に、驚くべきことにギャリー君がTwitterをやっていないという事にビックリしました。だから私は、ギャリー君に敬意を表して、このアカウントを作ろうと決めたのです。すぐにキャリーさんがリツイートしてくれて、しかも彼女の公式サイトにもリンクを載せてくれました。
私は、大勢のスター・ウォーズ・ファンのみなさんや、キャリー&ギャリーファンに対して、とても名誉に思います。まるで、私はギャリー君の”オフィシャル非公式”Twitterになった気持ちでした。
このアカウントでは、くだらない面白ツイートを適当に投稿しているだけでした。私はいつも、ツイートは楽しく明るく、というのを心がけていましたが、ここ数日の出来事で皆さんと同じように深い悲しみを抱いていました。だからこそ、”ギャリー君だったらなんてツイートするだろう?”と自問自答しました。
はじめは、面白い調子を続けようかと思ったのですが、今はそういう時じゃないんだと思いました。だから、私自身の気持ちをギャリー君のトーンでツイートさせて頂きました。私の心痛や悲しみを表現するのに、このTwitterは私にとってセラピーのようなものでした。
また、ここ数日、メディアに対してギャリー君の気持ちの代弁者になれたり、たくさんの人がリンクをしてくれたり、私と同じように心痛をシェアしてくれたりしてくれたのも光栄なことでした。
私は、誰かに対してキャリーさんの家族のようにツイートすることを望まなかったこと、私自身がキャリーさんのご家族とは直接の関係がないことを今ここに明かさせて下さい。私は、あなたと同じ、キャリーさんとギャリー君のいちファンなのです。
今後数日間も、ファンの皆さんにギャリー君のニュースを知らせたいですし、また楽しくて明るいツイートができるようになりたいと願っています。いつも、リツイートやフォロー、いいねを押してくれてありがとうございます。
キャリーさんと、そして彼女のお母様まで失ってしまいました。願わくば、私のツイートがあなたの喪失感を少しでも癒やしてくれますように。私自身には、助けになってくれています。
ありがとうございます。
いちファンより」
I was always by your side but best of all you were always by mine. #RIPCarrie pic.twitter.com/QgeOYdmmH2
— Carrie Fisher’s Dog (@Gary_TheDog) 2016年12月28日
Source:http://www.tmz.com/2016/12/28/carrie-fisher-dog-daughter/
Eyecatch Image:https://twitter.com/twomoonjockeys/status/813219175497744384