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『ゴーストバスターズ/アフターライフ』イゴン博士&会計士ルイスの不在、ビル・マーレイ「寂しかった」

ゴーストバスターズ
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名作『ゴーストバスターズ』シリーズの正統な続編となる『ゴーストバスターズ/アフターライフ』について、ピーター・ヴェンクマン博士役を再演するビル・マーレイが、残念ながら不在となったキャストについて心境を語った。

米国のテレビ番組「The Ellen Show」に登場したマーレイは、司会者のエレン・デジェネレスから「オリジナルキャストがほぼ全員戻ってくるんですよね?」と問われるや「ええ」と即答。その一方で言葉を選びながら、慎重に、不在となった2名への思いを口にしている。

「ひとつだけ悲しいことは、すばらしい人が2人いないということです。リック・モラニスとハロルド・ライミスがいなくて寂しかった。二人がいなくて寂しかったことには、ほんとうにたくさんの理由があります。(オリジナル版で)二人は創作の大事なところを担ってくれていたし、楽しかったから。」

ゴーストバスターズの一員、イゴン・スペングラー役を演じたハロルド・ライミスは2014年に他界。かたや、会計士のルイス・タリー役を演じたリック・モラニスは俳優業を引退しているために出演を辞退したとみられる(ただしモラニスは、Disney+にて製作される『ミクロキッズ』(1989)のリブート版には出演)。したがって『アフターライフ』に登場するのは、マーレイのほか、レイモンド・スタンツ博士役のダン・エイクロイド、ウィンストン・ゼドモア役アーニー・ハドソン、そしてディナ・バレット役シガニー・ウィーバーだ。

その一方でマーレイは、「ハロルドが演じたイゴン・スペングラーは劇中で取り上げられていて、とても面白くなると思います」とも述べている。以前公開された予告編には、イゴン博士の名前が書かれた作業着が一瞬ながら映し出されており、まるでなんらかの役割が示唆されているかのよう。いまだ位置づけは不明だが、マーレイが言及しているあたり、ただの小ネタでは終わらないことにも期待できそうだ。ところでマーレイは以前、本作におけるオリジナルのゴーストバスターズは「傷ついている男たち」なのだとも語っていた。さて、その真意やいかに?

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、田舎町に引っ越してきたトレバー&フィービーの兄妹が異常現象の謎を追うとともに、祖父の正体を探る。トレバー役は『IT/イット』や「ストレンジャー・シングス」のフィン・ヴォルフハルト、フィービー役は『キャプテン・マーベル』(2019)のマッケナ・グレイス。そのほか、町の地震を調査する地質学者役で『アントマン』シリーズのポール・ラッド、母親役で『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)のキャリー・クーンが出演する。脚本・監督は、シリーズの創造主アイヴァン・ライトマンの息子である映画監督ジェイソン・ライトマンが務めた。

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』は2021年3月5日に米国公開予定。

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Source: The Ellen Show

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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