【ネタバレ】『ゴーストバスターズ/アフターライフ』更なる続編のアイデアあり、監督が意味深発言 ─ あの人も6作目まで継続を望む

『ゴーストバスターズ』シリーズ33年ぶりの続編『ゴーストバスターズ/アフターライフ』が遂に公開となった。1980年代に作られたオリジナル版のレガシーを継いでいる本作だが、もしかすると新たなフランチャイズ拡大の起爆剤にもなるかもしれない。メガホンを取ったジェイソン・ライトマン監督や、シリーズのオリジナルキャストが、更なる続編のアイデアを語っているのだ。
この記事には、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』のネタバレが含まれています。

『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、ゴーストバスターズのメンバーだったイゴン・スペングラー博士の孫フィービー(マッケナ・グレイス)が主人公となる。祖父から譲り受けた古い屋敷に引っ越すこととなったフィービーたちは、田舎町で30年間起こり続ける謎の地震の真相を暴いていく。
ストーリー自体は全く新しいものへと生まれ変わったが、劇中には1984年に誕生したオリジナル版へのオマージュが至るところに散りばめられている。メガホンを取ったのは、前2作を手掛けたアイヴァン・ライトマン監督の息子でもあるジェイソン・ライトマン。フィービーと同じように、肉親からレガシーを受け継いだライトマン監督は、『ゴーストバスターズ』シリーズの継続に前向きなようだ。
米Uproxxとのインタビューで前作『ゴーストバスターズ2』(1989)の話題になると、ライトマン監督は「映画では見落とされている『ゴーストバスターズ2』のディテールがたくさんあるんですよ」と最新作『アフターライフ』について明かした。ライトマン監督によれば、映画に含めることができなかったイースターエッグもあったというが、その内容はある理由から教えることができないのだという。
「映画には入れられなかった“プロット”だからです。そうしたアイデアは今開発の途中にあるんです。」
これは事実上、続編企画に着手していることを認めたようなものだが、それが今後にどう繋がっていくのかは定かでない。ライトマン監督と同時期に、続編の可能性について言及していた人物がもう1人いる。オリジナル版で原案・脚本を務め、レイモンド・スタンツ博士役を演じたダン・エイクロイドだ。続編を製作するにあたって、エイクロイドにはとある要望があるようで、これを米USA Todayに語っている。
「ぜひ死にたいんです。ビル(・マーレイ、ピーター・ベンクマン博士役)や僕は、次で殺されるべきです。まあそれか、もう少し待っても良いかな。生きているゴーストバスターズたちを4作目、5作目、6作目でどんどん使ってしまえば良いんですよ。そしたら、いつか僕らも讃えてもらえるでしょう。死期は近いですから。」
これは、2014年に他界したイゴン・スペングラー博士役のハロルド・レイミスのことを踏まえた上での発言だ。『アフターライフ』では、イゴン博士の死が物語の起点となっており、エンドロールの最初には「For Harold(ハロルドへ捧ぐ)」というテロップも表示された。“死期が近い”というのはエイクロイドのジョークだが、自身が残してきたレガシーをリスペクトしてもらえる再演の方法を望んでいるのだろう。
『アフターライフ』では、本編終了後におまけ映像が登場する。その内容を明かすことは控えるが、そこで描かれた内容は様々な可能性を生み出しうるものだった。ECTO-1がゴーストを追いかけて街中を疾走していく光景は、これからも見られるだろうか。
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