【ネタバレ】「ジェン・ブイ」第4話のグロ爆発シーン、女性脚本家が受けた「捕食者のような男たち」からの「最悪な経験」から生まれていた

ドラマ「ジェン・ブイ」では、本家「ザ・ボーイズ」を彷彿とさせるグロ描写が登場する。製作陣たちが「Cocksplosion」と呼んでいたという同シーン、女性脚本家たちによる実体験から生まれていたのだという。
この記事には、「ジェン・ブイ」第4話「真実の全貌」のネタバレ、および刺激的な描写が含まれています。

「ジェン・ブイ」第4話「真実の全貌」では、マリー・モローが恐ろしい目に遭う。行方不明になっていたルームメートのエマを探すべく、マリーは霊能者のルーファスという男子大学生に助けを求める。これに応じたルーファスは強い繋がりが要るとしてマリーを隣に座らせ、凝視。すると次の瞬間、なぜかマリーは寮の一室で目を覚まし、そこには下半身丸出しのルーファスがいた。
これにマリーは血を操る能力で対抗。ルーファスのペニスはグチュグチュと音を立て始め、爆発してしまった。男性諸君にとってはあまりにも痛々しいシーンとなったが、因果応報とでも言うべき創作秘話が米Varietyのインタビューに応じた制作総指揮のミッシェル・ファゼカシュによって語られている。
「私たちは『ザ・ボーイズ』を超えたいという想いで描いたわけではありません。あのシーン、チンコ爆発(cocksplosion)は私の脚本家ルームにいたたくさんの女性たちから生まれたものです。彼女たちには大学時代、まるで捕食者かと不安を覚えるほどの男たちから受けた最悪な経験がありました。始まりは、大学に行った若い女性たちなんです。私たちは、ぶっ飛んだことからではなく、常にストーリーから始めます。」
マリーに性的暴行を加えようととしたルーファスだが、そのキャラクター名にも明確な由来が存在しているのだとか。製作総指揮を務めたエリック・クリプキは「彼は“歩くルーフィ(Roofie)”だから」と語っているが、“ルーフィ”とは相手の意識や抵抗力を奪って性的暴行に及ぶデートレイプドラッグのこと。まさしく、彼の卑劣な行動そのものを表している。
「彼の思い通りにならなくて良かった」とファゼカシュ。一見、「ザ・ボーイズ」節の効いたグロシーンかと思いきや、実社会を痛烈に風刺したワンシーンであることが本エピソードからうかがえるだろう。
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Source: Variety