【ネタバレ】「ジェン・ブイ」シーズン2第7話、衝撃のどんでん返し解説 ─ 「考察」見抜いていたファンも

この記事には、「ジェン・ブイ」シーズン2第7話『ヘルウィーク』のネタバレが含まれています。

「ジェン・ブイ」前回の第6話では、サイファー(ヘイミッシュ・リンクレイター)宅にいる全身火傷の老人が、ゴドルキン大学の設立者トーマス・ゴドルキンであることが判明。第7話『ヘルウィーク』では、マリー(ジャズ・シンクレア)が強化された能力を使って彼を治療しようとする。
オデッサ計画の発案者でもあるゴドルキンを復活させれば、サイファーやホームランダーを倒せるかもしれない——そう考えたのだ。治療は見事に成功するが、このゴドルキンこそが真のヴィランだったことが明らかになる。
これまで“サイファー”を名乗っていた男の肉体は、ダグ・ブライトビルという普通の人間のもの。マリーがサイファーを「能力者じゃない」と勘違いしたのも、ゴドルキンが人を操る能力を使い、彼の肉体を支配していたためだった。
そしてサイファーが掲げていた“弱い能力者を一掃する”という目的も、ゴドルキン自身の野望ということになる。復活を遂げたゴドルキンは早速キャンパスを歩き出し、自らの名を冠した大学でその使命を遂行し始める。
クリプキによれば、この衝撃の展開は「主にショーランナーのミシェル・ファゼカスと製作総指揮のトム・シュノーズの発案」とのこと。「とにかく最高のどんでん返し」と評し、次のように解説している。
「ずっと(サイファー役の)ヘイミッシュが悪役だと思っていたら、真の悪役はトーマス・ゴドルキンだった、というすごく面白い発想です。今シーズンの最初に登場した人物であり、“この場所”の創設者でもある男へと帰結するんです。本当に素晴らしいアイデアでした。」
また“サイファー”として冷酷な悪役を演じ、最後には弱々しい人間へと戻ったリンクレイターの演技についても絶賛している。
「7エピソードにわたり超不気味な悪役を演じた後、これまで見たことないようなマヌケ野郎を演じるヘイミッシュは最高でした。その切り替えが本当にすごい。彼は優れた役者です。」
このどんでん返しは多くの視聴者を驚かせたが、なかには予想していたファンもいたようだ。クリプキは鋭いファンを称賛しつつ、悔しい思いも明かしている。
「ネット上でファンが手がかりを拾い集め、正しい推理をしていたのは知っています。彼らはすごく賢い。高く評価しています。でも同時に、見抜かれたことに少しイラッともしています(笑)。」
「ジェン・ブイ」シーズン2は、次の第8話で最終回を迎える。クリプキによれば「ザ・ボーイズ」シーズン5は、「『ジェン・ブイ』シーズン2の終了から約6か月後」に始まるとのこと。一体どのような橋渡しが描かれるのか……?
「ジェン・ブイ」シーズン2はAmazon Prime Videoで配信中。
Source:The Wrap