ガイ・リッチー『ジェントルメン』ドラマ版、米予告編が公開 ─ 血生臭さを継承、貴族青年の戦い描かれる

ガイ・リッチー監督が2019年に手がけたクライム・サスペンス映画『ジェントルメン』のスピンオフドラマ「ジェントルメン」の米予告編がNetflixより公開された。
映画『ジェントルメン』は、ロンドンに“マリファナ帝国”を築き上げた麻薬王がビジネスを売却して引退するという噂をきっかけに、大富豪や私立探偵、マフィアや地元の不良たちが利権をめぐって陰謀と駆け引きに身を投じていく物語。ドラマ版では、イギリス貴族の父親から広大な領地を相続し、公爵の称号を得た青年エディ・ホーニマンが主人公となる。エディは自分のものとなった土地が、伝説の男ミッキー・ピアソンが所有するヨーロッパ最大のマリファナ農場内にあることを知る……。
公開された予告編では、映画版のスタイルを継承したクールで血生臭いシーンが垣間見られる。『ダイバージェント』シリーズで知られるテオ・ジェームズが演じる主人公エディは裏社会での振る舞いにも慣れているようで、自ら危険な行動にも出ていく。
映像からではエディに立ちはだかる敵が判然としないが、ラストに登場する「父親」と呼ばれる男からは怪しげな雰囲気も漂う。また、映画版でマシュー・マコノヒーが演じたミッキーが姿を現すかどうかにも注目だ。
主演を務めるのは、『ダイバージェント』シリーズのほか『アンダーワールド』シリーズや「ホワイト・ロータス/諸事情だらけのリゾートホテル」シーズン2(2022)のテオ・ジェームズ。ほか共演に、『ロック、ストック&トゥー・スモーキング・バレルズ』(1998)や『スナッチ』(2000)とリッチー作品への出演歴もあるヴィニー・ジョーンズ、「ブレイキング・バッド」(2008-2013)や「マンダロリアン」(2019-)のジャンカルロ・エスポジート、『パトリオット』(2000)のジョエリー・リチャードソンらが参加している。
ドラマ版でもガイ・リッチーが脚本・製作総指揮を務め、第1話・第2話のエピソード監督も担った。共同脚本・製作総指揮には「ピーキー・ブラインダーズ」(2013-)などのマシュー・リードが就任。ほか製作陣には、映画版からアイヴァン・アトキンソン、マーン・デイヴィーズ、ビル・ブロック、「ロスト・イン・スペース」(2018-2019)のマーク・ヘルウィグらが名を連ねている。配信時期については「Coming Soon」とのみアナウンスされている。
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Source: Deadline