「今のSNSは、何が好きかより何が嫌いかを語るアンチに支配されている」 ─ 『ゲーム・オブ・スローンズ』原作者が綴る

世界で最も成功したテレビドラマシリーズとして知られる「ゲーム・オブ・スローンズ」原作者のジョージ・R・R・マーティンが、昨今のSNSについて、憎悪や悪意が蔓延っていることを自身のブログで嘆いている。
マーティンは「NOT A BLOG」というブログを運営しており、著作についての最新情報や、日々の思いを月数回のペースで伝えている。2024年1月29日には「Dark Days」とのタイトルで記事を更新。2023年は二度と繰り返したくない、世界や国家にとって、そして自分自身にとって、悪魔のような一年だった、それが終わって本当によかった、と書き始めたマーティンは、「残念ながら、今のところ2024年は輪をかけて酷くなっている」と暗いトーンで書き連ねる。
マーティンはこのポストで、ウクライナやガザだけでなく、ミャンマーでも戦争が勃発しているのに、西側メディアが無視していることや、世界各国が不穏化していること、アメリカでも二極化が進んでいること、政治的緊張が高まっていることなどの情勢について悲嘆。75歳のマーティンは、同世代の作家たちが続々とこの世を去り、今では数えるほどしか存命でないこと、自分たちもいつかは忘れ去られてしまうのだろうかとの不安を書き綴ったのち、「はぁ(Sigh)」とため息と共に、SNSへの悲観的な思いを以下のように続けている。
「さて、私はできるところで慰めを得る。チョコレートの玉座で、本の中で、映画の中で、テレビ番組の中で……。そんなところにも、有害性が増している。かつては、好きな本や映画について語り合ったり、異なる意見を持つファンたちと熱い議論を交わしたりするのは楽しかった。ところが、どういうわけか、ソーシャルメディアの時代になると、もはや“自分はこのXという本やYという映画は好みではなかった。なぜなら……”と言うだけでは十分ではなくなった。今や、ソーシャル・メディアとは、好きなものについてではなく、憎悪するものについて語りたがり、映画が失敗してしまった人の墓の上で踊ることを喜ぶアンチファンに支配されている。」
ちなみに、マーティンの小説に基づくドラマ版「ゲーム・オブ・スローンズ」は、シリーズ半ばあたりで原作小説の範囲を超え、小説未完のままドラマオリジナルの脚本で結末を迎えている。ところがこの内容が賛否両論を招き、まさにSNS上では激しい議論が勃発。おそらくはマーティンも、こうした光景をよく目にしていたことだろう。ドラマ版が原作のペースを超えたことについて、マーティンは過去に「少しおかしなことになってしまいました。ドラマは私の先を行っていて、別の展開をいってしまった」「予想していませんでした」と複雑な胸中を語ったこともある。
この度のブログでは、SNSへの悲観に続いてアメリカの移民問題についても触れたマーティン。あらゆるレベルで分断が深まっていることを残念に思っているようだ。一連の嘆きについて、「全てが悲しい」と書きまとめたのだった。
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Source:Not a Blog






























