『Ghost of Tsushima』ハリウッド映画化決定 ─『ジョン・ウィック』監督が手がける

鎌倉時代の日本を舞台にした時代劇アクションゲーム『Ghost of Tsushima(ゴースト・オブ・ツシマ)』が、ハリウッド映画化されることが決定した。PlayStation.Blogをはじめ、米Deadlineなどが報じている。
2020年7月に発売したゲーム『Ghost of Tsushima』は、鎌倉時代に起きた蒙古襲来を題材に、境井 仁(さかい じん)が武士の道に反した冥人(くろうど)として、対馬を敵の手から解き放つため、決死の戦いに挑む姿を描く時代劇オープンワールド・アクションアドベンチャー。同作の累計実売本数は本記事時点で、650万本を突破したことも判明している。
映画版の監督を務めるのは、『ジョン・ウィック』シリーズのチャド・スタエルスキ。製作にはスタエルスキのほか、『フォードvsフェラーリ』(2019)などのアレックス・ヤング、そしてゲーム版を手がけた制作会社「Sucker Punch Productions」が製作総指揮として名を連ねている。現時点では、映画版の物語や出演者は不明。武士たるもの慎重に今後の動向を見守り続けたいところだ。
Sucker Punch Productionsのクリエイティブ・ディレクターであるネイト・フォックスは映画化への意気込みについて、PlayStation.Blogにて以下のように語っている。
「かの有名な『E.T.』を鑑賞した時のように、誰もが映画館で観客に交じって涙した経験や、映画の公開初日に館内の照明が落ちるなか、みんなで一緒に興奮し、歓声をあげた経験があると思います。映画館で仲間と共に映画を鑑賞する、このような体験は何ごとにも代えがたいものです。いつかみんなで揃って、映画館で境井 仁を観る日がくることを想像するだけでワクワクします。仁が冥人へと変わっていく、その覚悟を新たな特等席から眺められるということは大変感慨深いものです。」
また、本作でメガホンをとるスタエルスキについてフォックスは、「彼の長年の経験に裏打ちされた作品へのビジョンを活かし、これまでにない最高のアクション作品を生み出してくれることでしょう。仁のレーザー級の刀捌きを実写化できる人がいるとすれば、それはチャド・スタエルスキ氏しかいないと思っています」と厚い信頼を置いている様子だ。
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Source: Deadline , PlayStation.Blog