「ゴーストライダー」ドラマ版の製作中止、主演ガブリエル・ルナがコメントを発表 ─ ファンと関係者への感謝を記す

マーベルの人気ダークヒーローを描く単独ドラマ「マーベル ゴーストライダー(原題:Marvel’s Ghost Rider)」の製作中止が報じられたことについて、「エージェント・オブ・シールド」から主人公ロビー・レイエス/ゴーストライダー役を続投する予定だったガブリエル・ルナがコメントを発表した。
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「ロビー・レイエスとゴーストライダーを愛するみなさん、ありがとうございます。この2人を演じて、僕はすごく楽しい時間を過ごしましたし、新しい番組をやり遂げる準備もできていました。だから(製作中止の)ニュースは驚きでしたが、僕は、これがこの業界の本質だということも知っています。実際に作る日が来るまで、自分たちの仕事はなくなってしまうかもしれない。しかも、翌日の仕事が保証されているわけでもないんです。ジェフ・ローブ(編注:マーベル・テレビジョン代表)、マーベル、フェリーペ・スミス(編注:ロビー・レイエスの生みの親)、そしてロビーをコミックと映像に息づかせるお手伝いをしてくださった全てのみなさんに感謝します。」
なお、ルナによるコメントは、自身の新作『ターミネーター:ニュー・フェイト』(2019年11月8日公開)への言及で締めくくられている。『ターミネーター』のプロモーションに集中しているというルナは、「みなさんに観ていただきたいと願っています」と記した。
骸骨の頭部を持ち、地獄の業火(ヘルファイア)を身にまとうゴーストライダーは、ニコラス・ケイジ主演で映画化されたのち、「エージェント・オブ・シールド」シーズン4(2016-2017)でドラマ作品に初登場。「マーベル ゴーストライダー」は2019年5月に製作が発表され、設定を一新するリブート作となること、ルナが主演として続投することが伝えられていた。報道によると、製作中止の原因は「創作上の行き詰まりを解決できなかった」ためだという。
今回のルナによるコメントは、マーベル・テレビジョンが「マーベル ゴーストライダー」を、当初想定されていた米Hulu以外の放送局やプラットフォームで実現する見込みがないことを示唆してもいよう。ただしジェフ・ローブ氏は、本作を皮切りに「アドベンチャー・イントゥ・フィアー(Adventure into Fear)」と称される“恐怖シリーズ”を始動させる計画だったことを明かしてもおり、同時に企画されていた「マーベル ヘルストローム(原題:Marvel’s Helstrom)」は現在も作業が進行中。残念ながらゴーストライダーの次なる出番は不明だが、“恐怖シリーズ”が軌道に乗れば、ルナ演じるロビー・レイエスが「エージェント・オブ・シールド」よろしく別の作品に登場する可能性もゼロではないはず。まだ希望を捨てたくはない…!