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『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』復帰メンバー解説 ─ 『アフターライフ』にも登場の元祖キャラクターとは?

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー

映画『ゴーストバスターズ/アフターライフ』(2021)は新世代の物語に焦点を当てつつ、1980年代に製作されたオリジナル版世代のファンにも寄り添った1作。劇中では、わずかではあるが元祖ゴーストバスターズメンバーが揃って帰ってくる。

そして続く『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』では、新旧キャラクターが本格的にチームアップ。史上最恐級の敵“ガラッカ”に立ち向かうべく、旧世代の知恵と新世代の行動力が合わさり、最強のゴーストバスターズが結成される。

シリーズの古参ファンにしてみれば待ち望んだ激アツ展開だが、オリジナル版を観ていないという方にとってはその感動を味わうのが難しいかもしれない。そこで本記事では、『アフターライフ』『フローズン・サマー』で復帰するオリジナル版のメンバーを先取りして紹介。映画で訪れる感動の瞬間を一緒に味わえるように、あらかじめ予習しよう。

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ゴーストバスターズ、結成のきっかけ

ゴーストバスターズ
© 1984 Columbia Pictures Industries, Inc. All Rights Reserved.

メンバーを紹介する前に、ゴーストバスターズというチームについて簡単におさらいしよう。チーム創設のきっかけとなったのは、ニューヨーク中で心霊現象やゴーストを目撃したという事例が増えたこと。コロンビア大学で超常現象チームを組成していた3人の博士、ピーター・ヴェンクマン博士、レイモンド・スタンツ博士、イゴン・スペングラー博士は、事件を追うために現場のニューヨーク公立図書館の書庫に向かうと、なんと幽霊に遭遇してしまったのだ。

なかなか成果が出ないゴースト研究に逆風が吹いていた時でもあったその頃、3人はついに大学側から研究費を絶たれてしまう。レイモンドとイゴンは、お調子者のベンクマンにそそのかされて、ゴースト退治を行う会社「ゴーストバスターズ」の起業を決意。かつては消防署だった建物を拠点として活動をスタートさせるのだった。

復帰キャラクター紹介6名

ピーター・ヴェンクマン/演:ビル・マーレイ

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心理学、超心理学の専門家。いい加減な性格で、大学でも真面目に研究しなかったことから、生徒たちに嫌われている。大学を追い出されると、金儲けのためにと最初は信じていなかった幽霊の退治ビジネスをレイモンドたちに勧め、メンバーになる。シリーズ35年ぶりとなる正統な続編『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ではゴーストバスターズの旧友たちと共に久々の再登場を果たした。ゴーストバスターズ廃業後は、教職に戻っていた。

演じるのは、『恋はデジャ・ヴ』(1993)『スペース・ジャム』(1996)『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(2001)『ロスト・イン・トランスレーション』(2003)などで知られる名コメディ俳優、ビル・マーレイ。73歳になった現在も精力的に俳優活動を続け、近年では『アントマン&ワスプ:クアントマニア』(2023)での出演も話題となった。

レイモンド・スタンツ/演:ダン・エイクロイド

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超常現象、金属工学の専門家。ゴーストバスターズのリーダー的存在。ゴーストバスターズの開業資金のために、自身の実家を担保に入れるほど、肝が据わっている。ヴェンクマン同様、『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では再登場を果たした。ゴーストバスターズ廃業後は、オカルト本を扱う書店を経営していた。

演じるのは、米人気番組「サタデーナイト・ライブ」のオリジナルメンバーとして知られるダン・エイクロイド。同番組での活躍から映画『ブルース・ブラザース』(1980)の主演につながり、俳優としても知名度を上げていく。脚本家としての功績も有名で、『ゴーストバスターズ』を執筆したのもエイクロイドだ。

イゴン・スペングラー/演:ハロルド・ライミス

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丸メガネ、堅物な性格が特徴的な研究者。スタンツ、ヴェンクマンと共に超常現象の研究に勤しんでいたが、大学側から資金を打ち切られてしまう。ゴーストバスターズの創設メンバーとして活動する。廃業後はオクラホマ州の田舎でゴーストの研究を続けていたが、ある夜ゴーストを捕まえようとしていた時の事故により死亡した。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では、イゴンの孫フィービー(マッケナ・グレイス)が中心となって、復活したゴースト退治が行われる。

演じるのは、『ゴーストバスターズ』でエイクロイドと共に脚本を手がけたハロルド・ライミス。脚本家としてキャリアをスタートし、『アニマル・ハウス』(1978)を手がけた。1980年にはビル・マーレイ出演の『ボールズ・ボールズ』で監督デビューを果たし、『ゴーストバスターズ』で成功を掴んだ。『恋はデジャ・ブ』(1993)では脚本・監督・制作を兼任し、ビル・マーレイと再びタッグを組む。2014年、病気により逝去。

ウィンストン・ゼドモア/演:アーニー・ハドソン

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ビジネスが軌道に乗り始め人手不足だったゴーストバスターズに職を求めにやってきた、新メンバー。かつては海兵隊のパイロットに所属していた。メンバー唯一の肉体派だが、意外にもビビり屋。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では実業家として登場し、メンバーの誰よりも成功していた。ゴーストバスターズの本拠地を買い取り、チーム復活の後押しをする重要人物。

演じるのは、アメリカ海兵隊から脚本家、俳優へと転身したアーニー・ハドソン。1976年に『Leadbelly(原題)』で長編映画デビューした後、『ゴーストバスターズ』で世界的な知名度を獲得。2016年には、『ゴーストバスターズ』でカメオ出演を果たした。

ジャニーン・メルニッツ/演:アニー・ポッツ

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ゴーストバスターズの頼もしい秘書。ゴーストバスターズの求人に応募してきたウィンストンの面接も担当した。イゴンに思いを寄せていたが、堅物のため全く気づいてもらえなかった。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』ではカメオ登場し、イゴンの死を娘のキャリーに伝える役割を担っていた。『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』で本格的に復帰する。

演じるのは、『ゴーストバスターズ』のジャニーン役で一躍有名となったアニー・ポッツ。『トイ・ストーリー』シリーズのボー・ピープ役の声でもおなじみだ。ハドソン同様、2016年版『ゴーストバスターズ』では別役でカメオ出演を果たした。

ウォルター・ペック /演:ウィリアム・アザートン

William Atherton
Photo by Ilya Haykinsonhttps://commons.wikimedia.org/wiki/File:2009_CUN_Award_Party_William_Atherton_008.JPG

連邦環境保護局の支局長。ゴーストバスターズの活動を疑問視しており、しまいには環境汚染という理由で業務停止命令を出すなど、厄介な人物だ。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』では姿を見せなかったが、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』ではニューヨーク市長として予想外の再登場。あれから数十年、さすがに丸くなっているかと思いきや……。

演じるのは、1947年、米コネチカット州出身のウィリアム・アザートン。『ゴーストバスターズ』の口うるさいウォルター・ペック役で印象を残した後、ブルース・ウィリス主演『ダイ・ハード』シリーズのTVレポーター、リチャード・ソーンバーグ役で知名度を上げた。2018年のアクション映画『Bad Company(原題)』を最後に俳優活動はストップしていたが、『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』で復帰を飾った。

映画『ゴーストバスターズ/フローズン・サマー』は公開中。

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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