『グラディエーター2』のアクションは「映画史上最大級」らしい ─ リドリー・スコットらが予告

リドリー・スコット監督『グラディエーター』(2000)の続編映画『Gladiator II(原題)』は、前作をしのぐ破格のスケールで魅せるスペクタクル巨編となりそうだ。スコットをはじめとする関係者たちが、“会心の出来”と太鼓判を押している。
米Comic Book Resourcesによると、スコットは、パラマウント・ピクチャーズの国際劇場配給部門を統括するマーク・ヴィアンとともに、スペイン・バルセロナで開催された映画の見本市CineEuropeに参加。プレゼンテーションにて、ヴィアンは「映画史上最大級のアクションシーンがあります」と見どころを強調。スコットも「待つ甲斐がありますよ」と重ねたという。
『Gladiator II』は前作の25~30年後を舞台に、ルッシラ(コニー・ニールセン)の息子で、皇帝コモドゥス(ホアキン・フェニックス)の甥にあたるルキウスの物語が展開する。主演は『aftersun/アフターサン』(2022)でアカデミー賞主演男優賞にノミネートされたポール・メスカル。『異人たち』(2023)では繊細な心の機微を言葉少なに表現し、クロエ・ジャオ監督作『Hamnet(原題)』が控える若き実力者だ。本作では演技力のみならず、ルキウス役にふさわしい体格が見込まれての起用だった模様。スコットもお墨付きのアクションシーンは一体どのような仕上がりだろうか。
共演者にはルシッラ役でコニー・ニールセンが続投するほか、新キャストとして「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のジョセフ・クイン、「マンダロリアン」(2019-)のペドロ・パスカル、『イコライザー』シリーズのデンゼル・ワシントン、『クレイヴン・ザ・ハンター』(2024)のフレッド・ヘッキンジャー、「ムーンナイト」(2022)のメイ・キャラマウィ、『G.I.ジョー:漆黒のスネークアイズ』(2021)のピーター・メンサーらが加わった。
ベテランからフレッシュな若手までが一同に会し、『Gladiator II』が導いてくれる新たな映画体験の世界が楽しみに待たれる。もっとも、前作の主人公マキシマスを演じたラッセル・クロウは、自分が再演できないことは仕方ないと承知した上で、続編への複雑な気持ちを吐露したばかり。もしも「映画史上最大級のアクションシーン」を目にしてしまったら、嫉妬の炎が燃え上がってしまうかもしれない……?
映画『Gladiator II(原題)』は2024年11月22日にUS公開予定。
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Source: Comic Book Resources