『グラディエーター2』が撮影終了、主演ポール・メスカルとリドリー・スコット監督が笑顔でセルフィー

巨匠リドリー・スコット監督による『グラディエーター』(2000)の続編映画『グラディエーター2』(仮題)が撮影終了を迎えたようだ。主人公ルキウスを演じるポール・メスカルがInstagramに投稿した画像を米ScreenRantやDiscussingFilmの公式Xなどによりシェアされている。
‘GLADIATOR 2’ has wrapped filming.
Starring Paul Mescal, Pedro Pascal, Joseph Quinn, May Calamawy, Connie Nielsen and Denzel Washington.
In theaters on November 22. pic.twitter.com/Xbr5Pmt5RQ
— DiscussingFilm (@DiscussingFilm) January 17, 2024
『グラディエーター』の25~30年後を描く『グラディエーター2』は、前作の主人公マキシマス(ラッセル・クロウ)ではなく、コモドゥス(ホアキン・フェニックス)の甥にしてルシッラ(コニー・ニールセン)の息子、ルキウスを中心とする物語だ。
2023年5月に始まった撮影は、モロッコのセットでスタント・シークエンスの撮影中、スタッフ6名が怪我をするアクシデントに見舞われたほか、2023年7月から11月まで続いた全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキの影響を受け、撮影の中断を余儀なくされたが、無事終了を迎えた様子。メスカルとスコットのセルフィーには「The End(終了)」と一言キャプションが添えられている。
2024年1月16日に公開された米Indiewireのインタビューにてスコットは「ストライキで4か月も失ってしまいました。そうでなければ今頃ミックス作業に入れていたのに」と明かしていた。これから怒涛のポストプロダクション作業が始まることだろう。
この度、主演を務めるメスカルは『aftersun/アフターサン』(2022)では秘めた葛藤や心の機微を丁寧に表現し、アカデミー主演男優賞のノミネートを果たした。アンドリュー・ヘイ監督作『異人たち』が2024年4月に日本公開を控えるほか、シアーシャ・ローナンと共演した『もっと遠くへ行こう。』(2023)がAmazonプライムビデオにて配信中でキャリアは絶好調。繊細な演技に定評がある存在だが、『グラディエーター2』起用の決め手には体格もあった模様で、スクリーンでの勇姿に期待がかかる。
ほか、キャストには前作でルシッラ役を演じたコニー・ニールセンが続投し、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」シーズン4のエディ・マンソン役で知られるジョセフ・クイン、「マンダロリアン」(2019-)の主演で知られるペドロ・パスカル、『イコライザー』シリーズのデンゼル・ワシントンと超豪華な布陣が揃っている。
スコットは監督並びにプロデューサーも兼務。共同脚本は『ゲティ家の身代金』(2017)のデヴィッド・スカルパが務め、前作からは衣装デザイナーのジャンティ・イエーツ、美術監督のアーサー・マックスもカムバックする。
『グラディエーター2』(仮題)は2024年11月22日日米国公開。
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Source:ScreenRant,DiscussingFilm