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シャマラン最新作『ミスター・ガラス』米国で大ヒットの予想 ─ 『アメリカン・スナイパー』に次いで史上第2位の成績なるか

ミスター・ガラス
©Universal Pictures All rights reserved.

映画『シックス・センス』(1999)のM.ナイト・シャマラン監督による、『アンブレイカブル』(2000)と『スプリット』(2017)の“その後”を描く新作映画『ミスター・ガラス』が米国にて大ヒットの予感だ。

『ミスター・ガラス』は米国、英国、日本を含めた世界各国にて2018年1月18日に同時公開予定(1月17日に先行公開される国も多い)。米DeadlineVarietyが報じたところによると、米国では公開後4日間で7,000~7,500万ドルの興行収入が見込まれているという。

ただし両サイトは、『ミスター・ガラス』の初動予測には「4日間で5,000万ドル」とのデータが存在することもあわせて伝えている。5,000万ドルと7,500万ドルでは数字に大きな開きがあるが、劇場公開まで3週間を残している現状では、どちらの成績に転ぶ可能性もあるのだと理解すべきだろう。

米国において1月の第3月曜日は、国民の祝日である「キング牧師誕生日」となる。この週末に封切られた映画のうち、歴代最高のオープニング興収記録を保持しているのはクリント・イーストウッド監督作品『アメリカン・スナイパー』(2015)の1億720万ドル。ちなみに『ミスター・ガラス』は、初動成績が5,000ドルを突破すると史上第2位の作品となる。

『ミスター・ガラス』では、低予算ホラー/スリラー映画を多数製作するブラムハウス・ピクチャーズが『スプリット』に続いて製作を担当。同社作品の製作費は1,000万ドル前後であることが多いが、『ミスター・ガラス』は比較的スケールが大きいために2,000万ドルが投じられたという。ちなみに『スプリット』は900万ドルの製作費に対して、全世界興行収入2億7,840万ドルという衝撃の大ヒットとなった。さて、本作はどんな成果を残すことができるのか。もちろん、日本の観客としては国内の成績も気にかかる。

『ミスター・ガラス』

3人の特殊な能力を持つ男が集められ“禁断の研究”が開始された。不死身の肉体と悪を感知する力を持つデヴィッド、24もの人格を持つ多重人格者ケヴィン、そして、非凡なIQと生涯で94回骨折した壊れやすい肉体を持つミスター・ガラス。精神科医のステイプルは、すべてが彼らの妄想であることを証明しようとする。彼らは人間を超える存在なのか?最後に明らかになる“驚愕の結末”とは……。

出演者には『アンブレイカブル』よりデヴィッド・ダン役のブルース・ウィリス、ミスター・ガラス役のサミュエル・L・ジャクソン、『スプリット』より24の人格を持つ“ケヴィン”役のジェームズ・マカヴォイが続投。精神科医ステープル役は『オーシャンズ8』(2018)のサラ・ポールソンが演じる。

映画『ミスター・ガラス』は2019年1月18日(金)より全国ロードショー

『ミスター・ガラス』公式サイト:http://Movies.co.jp/mr-glass

Source: Deadline, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。