第2のバーベンハイマー?US同日公開『グラディエーターII』&『ウィキッド』Wヒットなるか ─ 名称は「グリキッド」?

『バービー』と『オッペンハイマー』の同日公開がアメリカで巻き起こした空前絶後の連続鑑賞ブーム「バーベンハイマー」から早1年、その再来をひそかに期待しているハリウッド俳優がいる。リドリー・スコット監督待望の最新作『グラディエーターII』で主演を務めるポール・メスカルだ。
アメリカでは『グラディエーターII』と同日の2024年11月22日にアリアナ・グランデ&シンシア・エリヴォがW主演を務める『ウィキッド ふたりの魔女』が公開予定。メスカルは米Entertaiment Tonightとのインタビューで、2作品が同日公開であることを聞かれると、「これ以上ないくらい正反対の映画だと思います」とコメント。『グラディエーターII』と『ウィキッド』の相乗効果への期待を語っている。
メスカルも指摘しているように、「バーベンハイマー」ではジャンルが全く異なる『バービー』と『オッペンハイマー』が観客の連続鑑賞意欲を刺激し、老若男女問わず多くの観客が映画館へ詰めかけた。無骨な剣闘士の血生臭い戦いを描く歴史アクション映画『グラディエーターII』と魔法使いたちを描く名作ミュージカルの映画化『ウィキッド』でも同様の現象が起こる余地がありそうだ。
「前はその文脈でうまくいっていましたよね」とメスカルも「バーベンハイマー」について言及。「オープニングの週末に観客が両作品を観に来てくれることを祈っています」と2作品の連続鑑賞を促した。
もし「バーベンハイマー」のような連続鑑賞ブームが本当に起きたとしたら、気になるのはその名称。前回はそれぞれのタイトルをかけ合わせたネーミングだったが、メスカルも前例にならって、こう提案している。
「“ウィキディエーター(Wickdiator)”だと舌が回らないですかね。もし『バービー』と『オッペンハイマー』と似たような効果が起こるとしたら、個人的には“グリキッド(Glicked)” の方が好みかもしれません。」
ちなみに『グラディエーターII』の日本公開日はアメリカより1週早い11月15日。一方、『ウィキッド ふたりの魔女』は2025年春とされており、日本では劇場での連続鑑賞は難しそうだ。
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Source:Entertaiment Tonight