『ギャング・オブ・ニューヨーク』ドラマ化決定、マーティン・スコセッシが第1・2話を監督

2001年に公開された映画『ギャング・オブ・ニューヨーク』が再びマーティン・スコセッシを監督に迎え、米ミラマックスによりドラマ化されることが明らかとなった。米Deadlineが報じている。
1927年に出版されたハーバート・アズベリーによる同名ノンフィクション書を下敷きにした映画版は、1864年のニューヨークはファイブ・ポインツを舞台に、アメリカ生まれのメンバーが結成した組織“ネイティブス”と、アイルランド移民による組織“デッド・ラビッツ”の激しい対立が描かれる。主人公アムステルダム役でレオナルド・ディカプリオ、アムステルダムが想いを寄せるジェニー役でキャメロン・ディアス、ネイティブスのボスであるビリー・ザ・ブッチャー役でダニエル・デイ=ルイスが出演した。アカデミー賞では作品賞含む全10部門にノミネートされた。
このドラマ版では、映画に登場していない新キャラクターと新たな物語が描かれると伝えられており、リメイクではなくスピンオフ的なシリーズとなるようだ。スコセッシが第1・2話で監督を務め、製作総指揮も兼任。「シャンタラム」(2022)のブレット・レナードが脚本を手がけ、『アイリッシュマン』(2019)のリック・ヨーン、「Heels(原題)」(2021)のクリス・ドネリーも製作総指揮に名を連ねる。
『ギャング・オブ・ニューヨーク』をドラマシリーズ化する企画は、2013年にも浮上している。そのバージョンではニューヨークだけでなく、シカゴやニューオーリンズなどの都市も舞台に組織的なギャングを追い、アメリカにおける組織犯罪の誕生を描く内容となっていた。
スコセッシとミラマックスがタッグを組むドラマ版『ギャング・オブ・ニューヨーク』の新キャラクターや、出演キャストなどの新情報に注視しておきたい。
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Source:Deadline