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「ゲーム・オブ・スローンズ」製作コンビ、今後の新企画に復帰しない理由を明かす ─ 最新作は中国SF『三体』のドラマ化

ゲーム・オブ・スローンズ 最終章
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ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)を世界的大ヒットに導いた脚本家・プロデューサーのD・B・ワイスとデイヴィッド・ベニオフには、今後のキャリアの選択肢として古巣に帰ってくるつもりが無いようだ。このたび、現在複数企画されている「ゲーム・オブ・スローンズ」のスピンオフ作品に携わらないことを明言している

D・B・ワイスとデイヴィッド・ベニオフは大学時代からの友人で、クリエイターとしてのキャリアをそれぞれ築いた後、共に「ゲーム・オブ・スローンズ」を製作することに決めた。結果的に同シリーズは2010年代を代表するドラマとなり、本編完結後も、2022年に米配信開始が見込まれている「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題)」をはじめ複数のスピンオフが企画されている。

今後も拡大の勢いが止まらない「ゲーム・オブ・スローンズ」ユニバースだが、ワイスとベニオフの2人はスピンオフ企画に参加せず、別の道を選んだ。米Entertainement Weeklyではその理由が語られており、ワイスはこのように明かしている。

「あの作品に携わった期間は、全て合わせたら11年ですか。11年というのは全てを指していて、11年間毎日ということです。私たちの人生で最高のいち時代でした。今でも夢みたいな気分ですが、私たちはあの世界に関わるという意味で、納得のいく終点に達したとはっきりと思える場所にたどり着きました。前に進む時だと感じましたし、別の何かを築き上げることに興奮を感じるようになったんです。」

「前に進む時」と決意したワイスとベニオフの2人はすぐに有言実行し、「ゲーム・オブ・スローンズ」完結後から4ヶ月後の2019年8月には、Netflixと映画・ドラマの製作を共同で行う200万ドル規模の大型複数年契約を締結した。契約後は、サンドラ・オー主演のドラマ「ザ・チェア 〜私は学科長〜」(2021-)や、ヘヴィメタルを通して子どもたちの成長を描く音楽映画『Metal Lords(原題)』(2022年米リリース予定)を手掛け、現在は最新作として中国発の世界的大ヒットSF小説『三体』(早川書房)のドラマシリーズを製作している。さしあたり「ゲーム・オブ・スローンズ」には復帰の意向を持たないワイスとベニオフだが、同シリーズでの経験はこれらの作品に必ずや反映されていることだろう。

ちなみに、2人の成功を引き継ぎ、スピンオフ第1弾「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」を手掛けているのは、「ゲーム・オブ・スローンズ」で監督・製作を務めたミゲル・サポチニク。以前、サポチニク監督は新シリーズについて、オリジナル版のレガシーを尊重した上で異なる独自の路線を進んでいくことを明かしていた

Source: Entertainement Weekly, THR

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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