「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚ドラマ、2021年前半にも撮影開始 ─ 新登場のドラゴンも初お披露目

「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)の前日譚を描くスピンオフドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」が、2021年前半にも撮影開始されることがわかった。米Warner Mediaのジェイソン・キラールCEOが、「数ヶ月のうちに」と本シリーズの撮影開始時期の目安を明かしている。
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」は、「ゲーム・オブ・スローンズ」から300年前を舞台に、エミリア・クラークが演じたデナーリス・ターガリエンらの一族・ターガリエン家のルーツを描く物語。2019年10月に製作が発表されて以降、2022年の米放送を目指して企画が進行している。2020年7月にはキャスティング開始が伝えられ、10月には早くも初のキャストとして『ディストピア パンドラの少女』(2016)のパディ・コンシダインの出演が発表されていた。
2020年12月4日(現地時間)、HBO Maxやワーナー・ブラザースを運営する米Warner Mediaが、『DUNE/デューン 砂の惑星』『マトリックス4(仮題)』など、2021年の公開が予定されている作品をHBO Maxでの配信と劇場上映にて同日リリースすることを発表。同声明の追記にて、「『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の主要撮影は、数ヶ月以内に開始されます」と予告された。「上空のドラゴンたちにご注意を!」とユーモアを利かせた一文で締め括られている。
あわせて、前日譚ドラマに登場するとされるドラゴンたちのファースト・ルックが公開。深い霧に包まれた森らしき場所に佇むドラゴンを描いた1枚と、外皮や鋭い歯のディティールが際立った顔面を描いた1枚の計2枚だ。ドラゴンと縁が深いターガリエン家のルーツを描く本作で新たに登場するドラゴンたちにも期待したい。
Dragons are coming.#HouseoftheDragon begins production in 2021. pic.twitter.com/Bxl763FVdY
— Game of Thrones (@GameOfThrones) December 3, 2020
「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン」はシリーズの原作者、ジョージ・R・R・マーティンによる『Fire & Blood: 300 Years Before A Game of Thrones(原題)』に基づいており、製作総指揮にはマーティンのほか、『ランペイジ 巨獣大乱闘』(2018)「COLONY/コロニー」(2016-2018)のライアン・J・コンダル、「ゲーム・オブ・スローンズ」本編で「落とし子の戦い」などを監督したミゲル・サポチニクらが就任。コンダルは脚本を手がけ、サポチニクはパイロット版などの複数エピソードで監督を務める。現時点で判明している出演者はヴィセーリス・ターガリエン王を演じるコンシダインのみということで、撮影開始までのキャスト発表にも注目したい。
「ゲーム・オブ・スローンズ」前日譚ドラマ「ハウス・オブ・ザ・ドラゴン(原題:House of the Dragon)」は2022年に米国放送予定。シーズン1は全10話構成。
Source: Warner Media