「ゲーム・オブ・スローンズ」拷問シーンの過酷撮影で「慢性的な閉所恐怖症」になったと出演者が語る

海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-2019)といえば、過激な暴力や性描写など、衝撃的なシーンが多いことでお馴染みだ。シーズン6の残酷な“水責め”シーンを撮影したハンナ・ワディンガムは、そのせいで「慢性的な閉所恐怖症」になったと語っている。
本作でワディンガムが演じたのは、七神正教の修道女で、狂信派〈雀〉の指導者ハイ・スパロウに仕えたセプタ・ユネラ。シーズン5では、レナ・ヘディ演じるサーセイを拷問する側だったユネラだが、のちに形勢逆転。シーズン6最終話ではサーセイからワインの水責めに遭ったのち、マウンテンことグレガー・クレゲインから拷問を受け、非業の最期を迎えた。
米トーク番組「The Late Show with Stephen Colbert」に出演したワディンガムは、同シーンの撮影を振り返って「『ゲースロ』は予想だにしていなかったものを、私に与えてくれました。慢性的な閉所恐怖症です」と告白。「恐ろしかった。実際に水責めにされたのは10時間です。本当にね。革のストラップで台に縛り付けられました。(ストラップが)緩んでいることがバレてしまうので、頭を上げることもできませんでした」。
また、マウンテンによる拷問は劇中で描写されず、ユネラの叫び声だけが響き渡る演出になっているが、このシーンの撮影も過酷だったそう。「私が叫んでいる間、マウンテンが私の口に手を当てていたので、話すことができませんでした」と振り返った。
もっとも出演者たちは、「ゲーム・オブ・スローンズ」で過酷な撮影がつきものであることを理解しているようだ。ワディンガムは出演者の1人から「君はラッキーだね。僕なんて4日間も汚物の中を肘で這ってたんだよ」と言われたエピソードを明かし、「『ゲースロ』に出演している時は、そんなことどうでもいいんです。ただベストを尽くすだけなんですから」と語った。
ちなみに2021年にも、同シーンの撮影がいかに辛かったかを明かしていたワディンガム。自身の出産に次いで「人生最悪の日だった」とした上で、水責めする側のサーセイ役レナ・ヘディも「ずっと私の顔に液体を注ぎ続けることが不快だったと思います」と語っていた。
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Source:The Late Show with Stephen Colbert