『LOGAN/ローガン』監督、『グレイテスト・ショーマン』の製作を監修していた ― 再撮影・編集作業に参加

ヒュー・ジャックマンが『レ・ミゼラブル』(2012)以来のミュージカル映画に挑んだ『グレイテスト・ショーマン』で、『LOGAN/ローガン』(2017)を手がけたジェームズ・マンゴールド監督が製作の監修作業を務めていたことがわかった。米Variety誌が報じている。
『LOGAN/ローガン』監督、新人を全力サポート
『グレイテスト・ショーマン』でマンゴールドが担当したのは、映画の本撮影終了後に行われるポスト・プロダクション(仕上げ作業)の監修作業。コマーシャルを数多く手がけ、本作が長編映画デビューとなったマイケル・グレイシー監督にアドバイスするという立場で製作に携わったようだ。1週間にわたる再撮影、そして編集作業においてマンゴールドの実力が活かされたという。
Variety誌によれば、マンゴールドが監修を務めることに決まった背景には、グレイシー監督の手腕に不安を抱いた20世紀フォックスの思惑があったという。ただしグレイシー監督は本撮影および再撮影のすべてに参加しており、その役割が揺らぐことはなかったようだ(一方で情報源の人物は、マンゴールドによるアドバイスは広範囲に及んでいたとも述べている。)
人選という観点でいえば、本作の監修を務めるクリエイターとしてマンゴールドはぴったりだろう。まずは主演のヒュー・ジャックマンと『ニューヨークの恋人』(2001)、『ウルヴァリン: SAMURAI』(2013)、『LOGAN/ローガン』で3度タッグを組んでいること。そして『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』(2005)でミュージカル的な要素を扱って高い評価を受けていることだ。しかし、いくらうってつけとはいえ、映画監督としては新人のグレイシー監督はさぞ気を遣ったのではなかろうか……。
ちなみにマンゴールドは本作にエグゼクティブ・プロデューサーとしてクレジットされており、その貢献によって100万ドル以上のギャラを受け取ったといわれている。
映画『グレイテスト・ショーマン』は2018年2月16日より全国の映画館にて公開中。
実在する19世紀の興行師P・T・バーナムの挑戦と成功を描くストーリーで、脚本はジェニー・ビックスと『美女と野獣』(2017)のビル・コンドンが執筆。劇中曲の作詞は『ラ・ラ・ランド』(2017)のベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが担当した。
『グレイテスト・ショーマン』公式ウェブサイト:http://www.foxmovies-jp.com/greatest-showman/
Source: http://variety.com/2017/film/news/james-mangold-greatest-showman-re-shoots-1202646576/
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation