『ナルニア国物語』Netflixで再映画化、『バービー』グレタ・ガーウィグ監督が就任

実写版映画『バービー』や『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019)のグレタ・ガーウィグ監督が、Netflixで人気児童書「ナルニア国物語」シリーズの映画化に携わることがわかった。
米The New Yorkerによると、ガーウィグがC・S・ルイスの児童書を原作とする、少なくとも2本の映画で監督・脚本を務める契約を交わしているとのこと。ただし、現時点でそれ以上の情報は明かされていない。2018年に原作シリーズの映像化権を獲得したNetflixは、映画とドラマシリーズを製作する複数年契約を締結。その後、2022年末にはガーウィグの関与が噂されていた。
全7巻から成る「ナルニア国物語」シリーズでは、創造主のライオン“アスラン”が生み出した魔法の国ナルニアを舞台に、ペベンシー家の兄弟姉妹であるピーターとスーザン、エドマンド、ルーシーが異世界と現実世界を行き来しながら、自分たちに託された運命を全うしようとする姿が描かれる。
過去の実写映画化作品には、『ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女』(2006)『ナルニア国物語/第2章:カスピアン王子の角笛』(2008)『ナルニア国物語/第3章:アスラン王と魔法の島』(2010)の3作があり、監督は『シュレック』シリーズを生み出したアンドリュー・アダムソンが担当。アスランの声をリーアム・ニーソンが務めたほか、ジェームズ・マカヴォイ、ティルダ・スウィントン、ベン・バーンズといった名優たちが出演した。
繊細かつ鋭い視点で物語を綴ることを得意とするガーウィグは、Netflixで「ナルニア国物語」の世界観をどのように創り上げるのか。その前に、ガーウィグがおなじみのバービー人形を再解釈した『バービー』にも注目だ。同作は2023年8月11日に日本公開。
Source: The New Yorker