ロン役ルパート・グリント、『ハリー・ポッター』のドラマ化に期待 ─ 「ぜひ観てみたい、本当にうまくいくと思う」

『ハリー・ポッター』シリーズは2011年に完結して以来、たびたびリブート化の噂が浮上してきた。シリーズ全8作にわたりロン・ウィーズリー役を演じたルパート・グリントも、いつかは本作がリブートされると考えているようだ。ただしグリント自身は、映画ではなくドラマ版での実現を期待しているという。英GQのインタビューで、次のように語った。
「『ハリー・ポッター』のテレビシリーズ版をぜひ観てみたいです。本当にうまくいくと思います。どうせ映画もリメイクされるでしょうしね。」
もしテレビシリーズ化が実現するとしたら、グリントやダニエル・ラドクリフ、エマ・ワトソンといったオリジナルキャストから、新たなキャストにバトンタッチすることになるだろう。グリントはシリーズに出演できたことを「誇りに思う」と述べ、ロン役を別の俳優に渡す覚悟について語った。
「バトンタッチして、他の人にロンを演じてもらいたい気持ちもあります。彼(ロン)を大切に思っているし、とても共感していたし、彼に命を吹き込むために自分が選ばれたので、不思議な感じです。(ロン役を)手放すのは簡単ではありません。でも、そうするのもいいかもしれませんね。」

また同インタビューにて、『炎のゴブレット』(2005)の撮影中に扁桃炎と診断されたことを振り返ったグリント。しかし『ハリー・ポッター』シリーズの出演にコミットするため、最終作『死の秘宝 PART 2』(2011)の撮影が終わるまで扁桃(扁桃腺)を摘出することができなかったそう。ゆえに、扁桃が同シリーズに出演する自分の「メタファーになった」と明かしている。
「撮影中は扁桃腺を摘出する時間が全くありませんでした。『炎のゴブレット』からシリーズの終わりまで、僕は病気だったんです。僕の扁桃はすごく巨大でした。本当に、扁桃がメタファーになったんです。だから、シリーズを終えてすぐに扁桃を摘出しました。あれは今までで最高の決断でしたよ。」
ちなみに『ハリー・ポッター』のテレビシリーズ化については、以前HBO Maxオリジナルコンテンツ責任者も前向きな姿勢を示していた。「現在、積極的に開発しているシリーズはない」としつつも、ファンのために新たなコンテンツを作るビジネスに「非常に重きを置いている」と語っていた。オリジナルキャストも期待するドラマ化が、いつか実現することを願うばかりだ。
Source:GQ