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グローグーはそのうち喋りだすかもしれない?「マンダロリアン」プロデューサーが回答

「マンダロリアン」シーズン3
(C)2022 Lucasfilm Ltd.

『スター・ウォーズ』のドラマ「マンダロリアン」に登場するベビー・ヨーダことグローグーといえば、赤ん坊のような愛らしさで大人気だ。実は劇中ではああ見えて50年少々生きているという設定なのだが、見た目も中身もまだまだ赤ん坊。まだ言葉は喋れず、「アー」とか「ウー」とか漏らしながら、マンドーや視聴者を癒している。

製作総指揮のデイヴ・フィローニによれば、グローグーはそのうち言葉を喋りだすようになるかもしれない。米ETの取材で「あの種族は何歳くらいで喋り始めるのですか?」と尋ねられると、少し考えて「いい質問ですね。かなり若い時じゃないかな」と答えた。

そもそもグローグーが現在何歳であるかもあえて具体的にしないようにしているというフィローニは、あの種族が何歳くらいで言葉を話すようになるかを詳しく回答していない。「今も彼なりに話しているんじゃないでしょうか。アソーカともコミュニケーションを取っていたし」というフィローニは、「あの子が喋る所、見てみたい?」とインタビュワーに逆質問で返した。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

インタビュワーが「はい。最初の言葉に“パパ”とか言うところを見てみたい」と述べると、フィローニは「そうですか。最初の言葉はなんだろうね……」と考えを巡らせる様子を見せている(ちなみに、このインタビュー後に配信された「マンダロリアン」シーズン3第2話では、これを予感させるような一幕があった)。

マンダロリアン
©2023 Lucasfilm Ltd. & TM. All Rights Reserved.

グローグーはヨーダと同種族だが、ヨーダといえば(原語では)主語と述語が逆転した、独自の文法を扱うことでお馴染みだ。インタビュワーは「あの種族の中で育ったわけではないから、逆転した文法の喋り方にはならないのではないか」「マンドーに育てられれば、マンドーのような喋り方になるのでは」と考察。フィローニもこれを興味深そうに聞き、「そうかもですね。良い質問ですよ!」と褒め称えた。

グローグーが言葉を喋るようになったらヨーダのような文法になるのかという疑問は、言語学的にも興味深い指摘だ。例えば同種族であるヤドルは「スター・ウォーズ:テイルズ・オブ・ジェダイ」の中で、ヨーダとは異なる(一般的な)文法で喋っている。つまりヨーダの喋り方は、もしかするとあの種族の文化に基づくものではなく、環境に起因したものだったのかもしれない。ヨーダの種族がどう成長するのかなどはまだ謎に包まれているところが多く、グローグーの観察を通じて解き明かされることもありそうだ。

そして確かに、グローグーが初めて(きちんと)喋る言葉が何になるかにも注目だ。もしも「パパ」なんて口にした日には……マンドーはマスクの下で顔が溶けそうなほどの笑顔になっていそうだ。

Source:ET

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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