エディ・マーフィ、コメディ映画『ラブリー・オールドメン』リメイク版に主演 ― サミュエル・L・ジャクソンと共演の可能性

『48時間』や『ビバリーヒルズ・コップ』や『ナッティ・プロフェッサー』、『ドクター・ドリトル』など数々の人気シリーズで主演を務めてきた俳優エディ・マーフィが、名作コメディ映画『ラブリー・オールドメン』(1993)のリメイク版で主演を務めることがわかった。米The Hollywood Reporterほか複数のメディアが報じている。

『ラブリー・オールドメン』はジャック・レモン&ウォルター・マッソーという名優が競演したロマンティック・コメディで、昔からいがみ合ってきた二人の老人が、向かいの家に引っ越してきた美人教師をめぐってさらに競い合うストーリー。ヒロイン役はアン=マーグレットが演じ、監督はドナルド・ペトリが務めた。高い人気を得た本作は、1995年に続編映画も製作されている。
エディの出演する今回のリメイク版は、純然たるリメイク企画とも、『ラブリー・オールドメン』にインスパイアされた独立作品とも伝えられている。関係者によれば企画名は今後変更される可能性があるとのことだが、プロデューサーには『ラブリー・オールドメン』を製作したジョン・デイヴィス氏が名前を連ねている。
リメイク版『ラブリー・オールドメン』で監督を務めるのは、『ファンタスティック・フォー』シリーズ(2005, 2007)のティム・ストーリー。エディはいがみ合う老人の一人を演じ、相手役は正式に決定していないながらも、サミュエル・L・ジャクソンが務める可能性があるという。ティム監督はサミュエル主演のアクション映画『シャフト』(2000)の続編『Shaft(原題)』(2019)でメガホンを取っているだけに、再タッグが実現する見込みは十分にあるだろう。
本作を製作するワーナー・ブラザースは、人気シリーズ『オーシャンズ11』を女性キャストで再映画化した『オーシャンズ8』(2018)が優れた成績を収めたばかり。ジャック・レモン主演の名作コメディを黒人俳優で再創造する本企画にも熱が入っているようだ。
なおエディの出演最新作は、コメディアンのルディ・レイ・ムーアを演じた伝記映画『Dolemite Is My Name(原題)』。ウェズリー・スナイプスやクリス・ロック、『アントマン』シリーズのティップ・“T.I.”・ハリス、『ザ・プレデター』(2018)のキーガン=マイケル・キーといった魅力的な出演者と共演している。
リメイク版映画『ラブリー・オールドメン(仮題)』の撮影・公開時期は不明。
Sources: THR, Deadline, Variety
Eyecatch Image: Photo by David Shankbone Remixed by THE RIVER