『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は 「ジェームズ・キャメロン最高到達点」とギレルモ・デル・トロが絶賛

巨匠ジェームズ・キャメロン監督の最新作『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』に、『シェイプ・オブ・ウォーター』(2017)『ナイトメア・アリー』(2021)のギレルモ・デル・トロ監督が賛辞を送った。
3D映画の草分けとして世界的ヒットを記録した『アバター』(2009)の続編となる本作は、キャメロンが長年にわたって取り組んできた悲願の一作。現代の“映像革命”を追求するため、報道によると、製作費は3億5,000万ドル~4億ドルにものぼっているという。この挑戦に対し、デル・トロは「驚くべき達成」だと記した。
「驚くべき達成。『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』には、堂々たる風景とエモーションが、本当に壮大なスケールであふれている。達人(キャメロン監督)の最高到達点です。」
A staggering achievement- AVATAR TWOW is chokefull of majestic Vistas and emotions at an epic, epic scale. A master at thepeak of his powers… https://t.co/tG6I16JlhM
— Guillermo del Toro (@RealGDT) November 24, 2022
この投稿は、プロデューサーのジョン・ランドーが、2022年11月24日(米国時間)に映像の完成を報告したことに反応したもの。劇場公開まで1ヶ月を切っての完成を迎えて、ランドーは「ひとりひとりの貢献に感謝します」とコメントした。おそらくデル・トロは『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』をなんらかの形で鑑賞したのだろう、その努力をねぎらった形だ。
キャメロンとデル・トロは大親友として知られ、ふたりはデル・トロが『クロノス』(1993)を製作していた当時に出会ってから親交を深めてきた。デル・トロの父親が故郷のメキシコで誘拐された際も、キャメロンは当時困窮していたデル・トロに代わり、私費で身代金を準備して父親を助けている。キャメロンはデル・トロの著書『ギレルモ・デル・トロ創作ノート 驚異の部屋』で、デル・トロはキャメロンの著書『テック・ノワール ジェームズ・キャメロン コンセプトアート集』で序文を執筆したほか、ふたりは『SF映画術 ジェームズ・キャメロンと6人の巨匠が語るサイエンス・フィクション創作講座』でも対談しているほどの仲なのだ。
自身も独自の切り口で映像表現の更新を試みてきたデル・トロは、『アバター』の続編にいったい何を見たのか。その全貌が披露されるのも、いよいよすぐそこまで近づきつつある。
映画『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』は2022年12月16日(金)公開。
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