ジェームズ・ガン、新スーパーマン俳優のオーディションを準備中 ─ ローガン・ラーマン、思わぬとばっちりを受ける

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンが監督・脚本を務める、新DCユニバースのスーパーマン映画『スーパーマン:レガシー(原題)』について、ガンがキャスティングをめぐる噂を一蹴した。
きっかけは、とあるジャーナリストが、“スーパーマンのキャスティングが近々決まるそうです。もう決まっているのかもしれないし、最終段階なのかもしれない”とTwitterに投稿したことだった。SNSであらゆる噂や報道の真偽を明かしてきたガンは、これについて「事実ではありません。スーパーマン役について、誰か一人の俳優と話し合いをしたことは一度もない」と明言。現時点では「個人的に(候補者の)リストを作って、オーディションの準備をしている段階」と明かした。
『スーパーマン:レガシー』は、スーパーマンが、クリプトン人カル=エルとしての自分と、地球人クラーク・ケントとしての自分を調和させてゆく物語。真実、正義、そして“アメリカらしさ”の体現者であるスーパーマンは、優しさが古臭いものとみなされる世界で、人間の優しさに導かれていくという。本作ではキャスティングを一新し、40歳以下のスーパーマンが描かれると伝えられていた。
なお、ガンの反応を受けて、当該のジャーナリストは「“事実ではない”とのことですが、有力候補はローガン・ラーマンだと聞きました」とコメント。ローガン・ラーマンといえば、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズや『フューリー』(2014)、近年は「ナチ・ハンターズ」(2020-)『ブレット・トレイン』(2022)などに出演してきた俳優だが、ガンは「誰なのかわからない」と応答した。
もっとも、この物言いには映画ファンからの批判が集まっている。ラーマンを侮辱しているのと同じではないか、敬意が足りない、という声が殺到したのだ。これに対し、ガンは「この役者を辱めようとしたのではなくて、僕は役者の名前をあまり知らないんです。皆さんが教えてくれたので、今では彼を認識しましたし、才能がある方なのだと思います」「僕が名前を知らないことは、特に俳優の欠点にはなりません」と補足した。「ただし、一度も会ったことはないし、スーパーマン役の話し合いに名前が出たこともないのです」。
ひとまず言えることは、現時点では新たなスーパーマン役のキャスティングは決まっておらず、オーディションも行われていないこと。そして、ローガン・ラーマンが明らかなとばっちりを受けてしまったことだ。なお、映画の公開は約2年後とあって、おそらく年内には配役が決まると思われる。
Not true. Haven’t had a single talk with a single actor about the role. Just making private lists, prepping material for auditions. https://t.co/uvUaqCobaT
— James Gunn (@JamesGunn) March 30, 2023
Guys, this isn’t a dig at the actor. I don’t know lots of actors’ names. Now that you tell me who he is, I recognize him from stuff and think he’s talented. But I’ve never met him, and he’s never been part of a conversation about playing Superman.
— James Gunn (@JamesGunn) March 30, 2023
I don’t know the names of a lot of actors – it’s certainly not any fault on the part of the actor if I don’t know their name.
— James Gunn (@JamesGunn) March 30, 2023
映画『スーパーマン:レガシー(原題)』は2025年7月11日に米国公開予定。
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