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ジェームズ・ガン、新スーパーマン俳優のオーディションを準備中 ─ ローガン・ラーマン、思わぬとばっちりを受ける

ジェームズ・ガン スーパーマン
James Gunn by Anthony Quintano https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Facebook_F8_Developer%27s_Conference_2017_James_Gunn_%2833324520433%29_%28cropped%29.jpg | Superman by JD Hancock https://www.flickr.com/photos/jdhancock/6904328272 | Remixed by THE RIVER

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガンが監督・脚本を務める、新DCユニバースのスーパーマン映画『スーパーマン:レガシー(原題)』について、ガンがキャスティングをめぐる噂を一蹴した。

きっかけは、とあるジャーナリストが、“スーパーマンのキャスティングが近々決まるそうです。もう決まっているのかもしれないし、最終段階なのかもしれない”とTwitterに投稿したことだった。SNSであらゆる噂や報道の真偽を明かしてきたガンは、これについて「事実ではありません。スーパーマン役について、誰か一人の俳優と話し合いをしたことは一度もない」と明言。現時点では「個人的に(候補者の)リストを作って、オーディションの準備をしている段階」と明かした。

『スーパーマン:レガシー』は、スーパーマンが、クリプトン人カル=エルとしての自分と、地球人クラーク・ケントとしての自分を調和させてゆく物語。真実、正義、そして“アメリカらしさ”の体現者であるスーパーマンは、優しさが古臭いものとみなされる世界で、人間の優しさに導かれていくという。本作ではキャスティングを一新し、40歳以下のスーパーマンが描かれると伝えられていた。

なお、ガンの反応を受けて、当該のジャーナリストは「“事実ではない”とのことですが、有力候補はローガン・ラーマンだと聞きました」とコメント。ローガン・ラーマンといえば、『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズや『フューリー』(2014)、近年は「ナチ・ハンターズ」(2020-)『ブレット・トレイン』(2022)などに出演してきた俳優だが、ガンは「誰なのかわからない」と応答した。

もっとも、この物言いには映画ファンからの批判が集まっている。ラーマンを侮辱しているのと同じではないか、敬意が足りない、という声が殺到したのだ。これに対し、ガンは「この役者を辱めようとしたのではなくて、僕は役者の名前をあまり知らないんです。皆さんが教えてくれたので、今では彼を認識しましたし、才能がある方なのだと思います」「僕が名前を知らないことは、特に俳優の欠点にはなりません」と補足した。「ただし、一度も会ったことはないし、スーパーマン役の話し合いに名前が出たこともないのです」

ひとまず言えることは、現時点では新たなスーパーマン役のキャスティングは決まっておらず、オーディションも行われていないこと。そして、ローガン・ラーマンが明らかなとばっちりを受けてしまったことだ。なお、映画の公開は約2年後とあって、おそらく年内には配役が決まると思われる。

映画『スーパーマン:レガシー(原題)』は2025年7月11日に米国公開予定

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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