ジェームズ・ガン版『スーサイド・スクワッド』映像初公開は「おそらく年内」 ─ 『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』との関係性も判明

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督によるDC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』について、ガン監督が自身のInstagramにて新たな情報をいくつも発表・示唆した。
『ザ・スーサイド・スクワッド』は2019年9月から2020年2月末まで撮影が実施された。現在、ハリウッドは新型コロナウイルスの大きな影響を受けているが、監督は4月上旬の時点で、公開スケジュールに影響は出ていない、ただしプロモーションに遅れが生じる可能性はあると明かしていた。
このたびガン監督は、予告編をはじめとする映像について「おそらく2020年内には」公開できるとの見立てを示している。ただし、今回も「隔離期間がすべてに影響を与えているので、時期はわからない」とした。その一方でガン監督は、開催中止となった、2020年7月のサンディエゴ・コミコンに自身が登場する計画があったことも明かしている。ということは、米国公開予定から約1年前となる2020年夏、予告編のお披露目が検討されていた(されている?)ということか。
また監督は、本作のストーリーや設定についても新たな情報を示唆した。ひとつは、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』と「同じ年」の物語だということ。一方で、デヴィッド・エアー監督による前作『スーサイド・スクワッド』(2016)を必ずしも観なくても理解できる内容になっているという。どうやら前作との繋がりは薄いものの、『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』とは世界観の共有が意識されているようだ。

ちなみに、あるファンが「『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』などと同じく、機能不全家族やトラウマというテーマを描くのでしょうか?」と問いかけたところ、監督は「テーマは別物です」と応答。「しかし、初めはそのつもりでなくても、僕の作品は幼少期のトラウマを扱っていることが多いようですね」とも書き添えた。
現在、監督は自宅からリモートワークでポストプロダクション(撮影後作業)を継続中。すでにサウンドトラックは完成しており、その仕上がりを非常に気に入っているという。なお、本作がR指定になるかどうかは「様子見」とのことだ。
映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。
Source: James Gunn(Image)