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『ゴジラvsコング』ストーリーの詳細が判明 ─ 時系列、2つの任務、新企業エイペックスの陰謀

ゴジラvsコング
© 2021WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. & LEGENDARY PICTURES PRODUCTIONS LLC.

ハリウッド版『GODZILLA ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)がクロスオーバーする、映画ゴジラvsコングの詳しいストーリーが明らかになった。2019年3月、オーストラリアの撮影現場で実施された取材の模様が米国メディアで報じられている。

本作はワーナー・ブラザースとレジェンダリー・ピクチャーズ、東宝が提携して『GODZILLA ゴジラ』(2014)より展開してきた、ハリウッド版『ゴジラ』シリーズと『キングコング:髑髏島の巨神』(2017)からなる「モンスター・ヴァース」シリーズの最新作。物語の舞台は、前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』(2019)から5年後。『キングコング:髑髏島の巨神』からは約40年が経過しているという設定だ。

モナークの新たな任務とは

前作『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』のラストで怪獣同士の激突を制して以来、ゴジラは怪獣王としてヒエラルキーの頂点に君臨している。ゴジラが秩序を維持するゆえか、怪獣たちは日常的に地上を闊歩してこそしていないが、しばしば姿を見せては問題を起こし、破壊活動を繰り返しているのだ。

“ゴジラ登場以前”とはすっかり変わってしまった世界に対処すべく活動しているのが、おなじみの国際的研究機関「モナーク(MONARCH)」だ。彼らが挑むのは、怪獣たちを地底の空洞(Hollow Earth)に送り返すという計画。地底には髑髏島の10倍にも相当する生態系が存在し、そこでは人類と怪獣たちの間でバランスが取れていたというのである。

怪獣たちが地底から現れたのだとすれば、今でも地底には怪獣と繋がりのある生物たちがいるかもしれず、怪獣たちは地底で生きていけるかもしれない。キングコングは地上では最後の生き残りだが、地底には仲間がいるかもしれないのだ。アレクサンダー・スカルスガルド演じるネイサン・リンドらは、髑髏島を拠点に、新たな発明「オルカ・Z(ORZA-Z)」や地底に潜入するための反重力装置「HEAVs(Hollow Earth Aerial Vehicles)」を駆使して任務に着手する。ところが、キングコングを髑髏島から南極大陸へと移送している途中、あろうことかゴジラと遭遇してしまうのだ……。

テクノロジー企業・エイペックス

物語のカギを握るとみられるのが、新たに登場する巨大テクノロジー企業「エイペックス(Apex)」だ。本作には『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』から、マディソン・ラッセル(ミリー・ボビー・ブラウン)とマーク・ラッセル(カイル・チャンドラー)が再登場。父のマークはキングコングの任務に参加しているが、マディソンは母の跡を継いで怪獣の調査を行っており、ゴジラの不規則な活動には理由があるとの考えから独自に調査を開始する。そして、そこにはエイペックスが関わる“陰謀”の存在があると確信するのである。

マディソンが調査の中で出会うのは、少年ジョシュ(ジュリアン・デニソン)と、エイペックスの元従業員であるバーニー・ヘイズ(ブライアン・タイリー・ヘンリー)。彼らはエイペックスの謎を暴くために行動を開始することになる。エイペックスもまた怪獣の問題に対応すべく活動している企業であり、その一員には小栗旬演じる科学者・芹沢蓮がいる。

元従業員であるバーニーは、妻を失ったことからエイペックスを告発しようとしている。バーニーは、エイペックスがゴジラに危害を加え、ひいては地球を危険にさらしているとポッドキャストで主張する陰謀論者だ。それゆえ、彼はマディソン&ジョシュのエイペックスへの潜入を手伝うことになる。演じるヘンリーは、バーニーについて「常軌を逸したイカれたヤツだと呼ぶのはたやすいけれど、真心と誠実さがあり、世界を破壊したくないと考えている男」だと語る。バーニーは不正を目撃したが、誰にも話を聞いてもらえない“匿名の人物”の象徴。ただ真実を知りたいだけだというのである。

一方、芹沢蓮は『ゴジラ GODZILLA』『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』に登場した芹沢猪四郎(渡辺謙)の息子。米国メディアの取材にて、演じる小栗は、“蓮の目的は他の人々とは少し違うのではないか”との趣旨を述べたという。劇中で描かれているわけではないけれども、かつて蓮と仲良しだった父・猪四郎がゴジラの問題に翻弄されていたのだとしたら、現在の蓮は父親の後を追っているのではないかと。

チーム・ゴジラか、チーム・コングか

監督のアダム・ウィンガードは、登場人物たちが「チーム・ゴジラ」か、それとも「チーム・コング」かという問題が、怪獣たちのストーリーにも影響を与えると述べている。“破壊王”ゴジラ、“守護神”コングとも形容されているが、『ゴジラ vsコング』では“どちらかが善でどちらかが悪”という断定はなされないようだ。

プロデューサーのアレックス・ガルシアは、ゴジラとキングコングは「それぞれ違ったもののために戦う」のであり、「それは人類にとって良いこともあれば、必ずしもそうとは限らない」と語っている。「どちらも本質的な悪ではないし、本質的な善でもない。そこには人類の複雑さがあり、彼らとの関係性が作用しているのです。ゴジラもコングもいわゆる悪役ではありませんが、そこには複雑な問題が横たわっています」

映画『ゴジラvsコング』は2021年5月14日(金)に全国公開予定。

Source: Collider, Den Of Geek, ComicBook.com(1, 2, 34, 5, 6), Cinema Blend

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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