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『ゴジラxコング 新たなる帝国』新予告編が米公開 ─ 新怪獣が登場、ゴジラと対決か

https://www.youtube.com/watch?v=qqrpMRDuPfc

モンスター・ヴァース最新作『ゴジラxコング 新たなる帝国』の米国版新予告編が公開された。

既報の通り、本作は地球にひそむ未知なる脅威を前に、ゴジラとコングが本格的に共闘するストーリー。怪獣たちの歴史や起源、『キングコング:髑髏島の巨神』(2016)の舞台となった髑髏島の謎、そして人類と怪獣を結びつける神話的な戦いのすべてが明らかになるという。

公開された予告編では、エジプトと思しき砂漠や海中、髑髏島、そして地球の内部に存在するホロウアースなど、あらゆる自然と怪獣(タイタン)の存在が強調されている。「数世紀にわたる調和があった。タイタン(The Titans)は自然の守護者であり、グレート・エイプス(Great Apes)は人類の守護者となった」。しかし、少女・ジアはある“信号”を感じ取っていた。

「私たちの発見した信号を、彼女は感じ取っている。コング、ゴジラも感じている。何かが来る、彼らでさえ恐れるものが──」

再びホロウアースに突入した人類が見たものは、コングの子どもと、“戦争の予感”だった。コングと対立する新ヴィラン・スカーキングが姿を現し、闇にひそむ新怪獣は、まるで放射熱線のような、あるいは氷のような光線を放つ。もはや単独では事態に対処できないコングだったが、怪獣王・ゴジラが再び現れ……。

前作『ゴジラvsコング』(2021)では真っ向から対決したコングとゴジラは、本作では脅威を前にしぶしぶ手を組む。予告編にも「お互い好きじゃなくてもいい、力を合わせなければいけない」との台詞があるように、彼らは凸凹コンビなのだ(監督のアダム・ウィンガードは『リーサル・ウェポン』シリーズを参考にしたという)。

予告編のポイントは、やはり全貌のわからない新怪獣の存在だ。映像の30秒ごろには、ジアの見るビジョンのなかで、コングとゴジラが大都市で戦う様子が一瞬挿入されるが、そこにはスカーキングと思しき怪獣のほか、画面の右上にゴジラともう一体の怪獣が見える。おそらく“コングvsスカーキング”、“ゴジラvs新怪獣”という構図になるのだろう。

監督が示唆していたゴジラの変化も、前回の予告編に見られたピンク色の発光や、予告編の後半で放射熱線を炸裂させる姿からその一端がうかがえる。もうひとつ気になるのは、同じく映像の30秒ごろ、ジアの瞳に映っている“何者か”の存在だ。モスラが翼を広げているシルエットのようにも見えるが……。

出演者は『ゴジラvsコング』より、アイリーン・アンドリューズ役のレベッカ・ホール、バーニー・ヘイズ役のブライアン・タイリー・ヘンリー、ジア役のカイリー・ホットルが続投。新たに『美女と野獣』(2017)のダン・スティーブンス、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』(2022)のアレックス・ファーンズ、『シャン・チー/テン・リングスの伝説』(2019)のファラ・チェンが加わった。

監督は前作に続きアダム・ウィンガード。脚本は前作のテリー・ロッシオをはじめ、ウィンガード作品を多数執筆してきたサイモン・バレット、「ムーンナイト」(2022)のジェレミー・スレイターが執筆した。

映画『ゴジラxコング 新たなる帝国』は2024年4月26日(金)公開

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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