『ハロウィン KILLS』続編・最終章の時代背景は? ─「世界は変わっている」と監督が明かす

ジョン・カーペンターによる同名の傑作映画を現代に蘇らせた3部作の2作目、『ハロウィン KILLS』が公開を迎えた今、シリーズは残すところひとつとなった。どうやら最終章を飾る映画、『ハロウィン ENDS(原題:Halloweeen Ends)』では舞台が“現在”に移り変わるようだ。
まずは、『ハロウィン』(2018)から『ハロウィン KILLS』への展開について簡単に振り返りたい。『ハロウィン』では、1978年の1作目から40年後を舞台に、ブギーマンことマイケル・マイヤーズとローリーの壮絶な戦いが描かれた。死闘の末、ローリーはマイケルを家の地下室に閉じ込めることに成功。そこに火を放ち、ローリーはマイケルとの因縁の対決に終止符を打ったのだ。しかし、『ハロウィン KILLS』ではマイケルが業火の中から生還し、再び町を恐怖に陥れることに。
つまり、『ハロウィン KILLS』では前作に引き続き、2018年10月31日の夜が舞台になっているというわけだ。最終章ではついに夜明けを迎え、物語は一気に現在に移り変わるという。Uproxxのインタビューにて、デヴィッド・ゴードン・グリーン監督は「現在に飛びます」と認めながら、「公開時期の時代を描くことになります」と説明している。『ハロウィン ENDS』は、2022年10月14日に米国公開が予定されているため、2022年の物語になるということだろう。
デヴィッド・ゴードン・グリーン監督は、「2018年の夜に登場人物たちが残された場所と今では、世界が変わっているわけです」としながら、ハドンフィールドはマイケルからのトラウマや恐怖と向き合うだけでなく、コロナ禍やさまざまな社会問題に見舞われた世界の苦悩にも立ち向かわなければない状況にあると続けている。マイケルだけでなく、パンデミックの恐怖にもさらされる世界を舞台にした恐怖映画となるわけだ。なお、IMDBによると、『ハロウィン ENDS』はプリプロダクションの最中とのことである。
『ハロウィン KILLS』は公開中。