『最後のジェダイ』後のマーク・ハミル、「作品はもう公のもの、自分のものではない」 ─ 『エピソード9』登場は「肯定も否定もしない」

スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)での役目を終えたマーク・ハミルは、いま不思議な心情にあるようだ。マーク・ハミルは、米テキサス州で開催のSXSWにて、『最後のジェダイ』ライアン・ジョンソン監督やプロデューサーのラム・バーグマンと揃ってFandangoによるインタビューに応じた。そこでは、『最後のジェダイ』の出番を終えたマークが、いかにしてルークの再演に挑み、そしてこれからの『スター・ウォーズ』をどう楽しみたいかをカジュアルに語っている。

注意

この記事には、『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』の内容が含まれています。

『最後のジェダイ』では、ルークが惑星クレートで籠城戦に挑むレジスタンスらに「希望」を託すべく、持てる全ての能力を発揮し、力尽きて去世した。長年に渡って深く愛されたヒーローの衝撃的な最後だったが、マークはここで「自分が思っていたルークの死と、ライアンが書いた死とに違いはありましたか?」と尋ねられる。マークは「そんなことはないですよ」と説明する。

「息子のネイサンがね、”父さん知ってる?ルークって(『帝国の逆襲』でベイダーに斬り落とされた)腕からクローンが作られていて、『悪いルーク』がいるんだよ”って言うんです。”そうなの〜?”って。それから赤毛の綺麗な奥さんが出来るんだよ、とか、映画の後の10年に起こったことを色々教えてくれるんですよ(※)。こういう補助的な要素、ビデオゲームとかコミック、RPGなどなど、本当に凄いなと思うんですが、僕はこれを全部受け流さなくてはならなかった。」

※コミックや小説で語られたこれらのエピソードは、ディズニーによるフランチャイズ買収時に白紙とされている。

続けてマークは、役者として撮影を終えると、作品はもう自分の元を離れていく流れを「不思議な感じ」と言い表す。「もう戻ることは出来ないし、変えることも出来ない。これが僕にとってはとても辛かったですね。あぁ、自分はこんな感じ(に映っているもの)なんだぁ、って。些細なポイントなんだけど、髪の毛の感じが嫌だなぁ、とかね。でも、これはもう公のものだし、僕のものではない。

撮影を終えた役者が、スクリーン上における自らの化身を公のものとして納めるように、『スター・ウォーズ』もまた、新たな作り手と新たな観客のもとに受け継がれていく。『最後のジェダイ』は、『スター・ウォーズ』におけるスカイウォーカー家中心の物語という枠を外し、まったく新たなフェーズに向って飛び立つ試みを行っていることは明らかだろう。「これからの『スター・ウォーズ』に何を期待しますか?」との問いに、マークはこう答えている。

「僕はプリクエルも『ローグ・ワン』もとても楽しみました。プレッシャーも無いし、ただ座って、リラックスして、楽しむだけですからね。だから『ハン・ソロ』も凄く楽しみにしているんです。」

最後にインタビュワーは、「でも、『エピソード9』でゴーストとして登場するから、まだ練習はしてるわけですよね?」との上手い質問を挟む。マークは笑いながら、「どうかな?肯定も否定も出来ません」とかわした。

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THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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