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シェイクスピア『ハムレット』男女逆転版、『ボーダー 二つの世界』監督が製作決定 ─ 主演は『ミレニアム』ノオミ・ラパス

ノオミ・ラパス
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/36102294536/ Remixed by THE RIVER

ウィリアム・シェイクスピアの名作戯曲『ハムレット』を、『ボーダー 二つの世界』(2018)でカンヌ国際映画祭「ある視点」部門に輝いたアリ・アッバシ監督が大胆に蘇らせる。『ミレニアム』3部作や『プロメテウス』(2012)のノオミ・ラパス主演による“性別逆転版”『ハムレット(原題:Hamlet)』が製作されることがわかった。米Deadlineなどが報じている。

シェイクスピアが手がけた四大悲劇のひとつ『ハムレット』は、デンマークの王子ハムレットが、王である父を亡くしたのち、父親殺しの復讐に臨む物語。父に代わって王座に就いたのは、父の弟クローディアス。いまやその妻となっているのは、自らの母親であり父の妻だったガートルードだった。ある時、父の亡霊に出会ったハムレットは、父を毒殺したのがクローディアスであることを告げられる。ハムレットは狂人になったふりをして、愛するオフィーリアさえも裏切りながら復讐へと突き進んでいくのだ。

映画化の発表にあたり、アッバシ監督は「我々はシェイクスピアに『ハムレット』の物語を盗まれた。その物語を取り戻して、イカれた、血みどろの──シェイクスピアが墓の中で涙を流すような──作品を作るのだ。『ハムレット』を再び偉大な作品に!(Let’s make Hamlet great again!)との声明を発表した。今回の“性別逆転”というコンセプトが、主人公のハムレットだけに適用されるのか、それとも登場人物全員に適用されるのかはわからない。長年にわたって世界各国の舞台で上演され、映画・テレビで翻案されてきた『ハムレット』の物語にどんな新解釈がもたらされるのかに注目しよう。

なお、ハムレット役を演じるノオミ・ラパスは、「『ハムレット』は最もピュアで、また最も危険な夢のプロジェクト。女優としていつかやりたいと願い、望み、夢見てきました」とコメント。シェイクスピアによる原作のほか、アッバス監督や脚本家のショウンらの意志に基づき、画期的な『ハムレット』の誕生に尽力する意思を示している。

ノオミ・ラパス主演『ハムレット(原題:Hamlet)』は2021年秋に撮影予定。

コーエン版『マクベス』も製作中

Source: Deadline

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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