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ハンク・ピム博士、アントマンの『シビル・ウォー』参戦に激怒していた ― ピム親子に及んだ影響とは

映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)の大きな見どころは、スパイダーマン&アントマンという二人のヒーローが、おなじみの顔ぶれに加わって大乱戦を繰り広げるところにあった。ところが『アントマン』(2015)に登場したハンク・ピム博士は、スコット・ラング/アントマンの無断参戦に大変お怒りだったようである……。

注意

この記事には、映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』のネタバレが含まれています。

アントマン
『アントマン』より © Walt Disney – Marvel Studios – Big Talk Productions 写真:ゼータ イメージ

『シビル・ウォー』がピム親子にもたらしたもの

続編映画『アントマン&ワスプ』(2018)を控えた今、ハンク役のマイケル・ダグラスは、アントマンが『シビル・ウォー』に参戦したことへのハンクの印象を明かしている。

彼はすごく腹を立ててますよ(笑)。本当に怒っている。この映画(『アントマン&ワスプ』)で、スコットとハンクは主にそういう雰囲気から始まるんです。つまり、彼(スコット)はピム博士に情報をきちんとシェアしなかったわけですから。」

アントマン役のポール・ラッドによれば、『アントマン&ワスプ』で、スコットとピム親子の関係性は『シビル・ウォー』参戦によってこじれてしまっているという。ホープ・ヴァン・ダイン/ワスプ役のエヴァンジェリン・リリーも、スコットの行動が親子に及ぼした影響を明かしているのだ。

「今回のホープとハンクは…『シビル・ウォー』の…キャプテン・アメリカのせいで…少しばかり逃げ回っています。追われる身なんですよ。私たち(ピム親子)はスーパーパワーとみなされる技術を持っていますが、あの時点では、独立して所有することが許されていなかった。ですから私たちの人生は劇的に変わってしまったんです。自分たちが思うに、良くはない方向へと。」

エヴァンジェリンの言葉からは、『シビル・ウォー』に登場した「ソコヴィア協定」が『アントマン&ワスプ』ではきちんと効力を発揮していることがうかがえる。すなわちアントマンが戦いに加わったことで、ピム博士の技術は大勢の知るところになってしまい、それゆえに二人は追われることとなってしまったのだろう。

『シビル・ウォー』の結末で、スコットはおそらくスティーブ・ロジャース/キャプテン・アメリカの助けによってラフト刑務所を脱獄したとみられる。しかし『アントマン&ワスプ』の予告編で描かれているように、その行為が自宅での軟禁状態を招いたのだった。もしや『シビル・ウォー』に参加したことこそが、いまやアントマンには重い十字架としてのしかかっているということか…?

映画『アントマン&ワスプ』は2018年8月31日より全国ロードショー

『アントマン&ワスプ』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/antman-wasp.html

Sources: SR(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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