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『ダークナイト ライジング』ベイン役トム・ハーディ、ある事忘れて共演者を失神させかけていた

ダークナイト ライジング
© Warner Bros. Entertainment Inc. and Legendary Pictures Funding, LLC

トム・ハーディといえば、今や『ヴェノム』シリーズのアンチヒーロー俳優として知られるが、2012年のDC映画『ダークナイト ライジング』ではヴィラン役を怪演した。血気盛んな演技が印象的だったハーディだが、アクションシーンではある事を忘れてしまい共演者を失神させかけていたという。

このハプニングが発生したのは、トレーダーでひしめきあう証券取引所をベインが襲撃するシーン。エントランスを突破し、取引所内を歩くベインは、状況に唖然とした1人のトレーダーから「ここは取引所だ。お金は盗めない」と言われるや、その男の頭を精密機器で埋め尽くされたデスクに叩きつけた。

頭を叩きつけられたトレーダーを演じたグレン・パウエルは、米Entertainment Weeklyにて同シーンを回顧。「ベインが株取引所に入ってきて、僕の頭をコンピューターに叩きつけるんです」とシーンを振り返ると、あわや本当に大惨事となっていた緊急事態について語りはじめた。

「あのスタントでは、トム・ハーディが僕の頭をキーボードに押し付ける前に背中をポンッと叩くはずだったんです。でもあるテイクで彼が背中を叩くのを忘れてしまって、いきなり僕の頭を叩きつけたんです。ボウッとしましたね。“うわ、まじか。脳しんとう起こすかもって。

本編を観返してみると、ベイン扮するハーディがパウエルを叩きつける勢いは(当然だが)凄まじい。劇中のベインは背中を叩いていないが、もしやパウエルが脳しんとうを起こしかけたテイクが採用されたのだろうか。なお、パウエルは“事故後”にノーラン監督から当時はあまり笑えないジョークを言われたそう。「クリス(・ノーラン)も、“さっきの、もう一回できる?”っておっしゃったものだから、僕も“はい、もちろんです。もう一回さっきの出来ますよ”っ言いました。そしたら彼が“冗談だよ。診てもらってきな”って」。

ちなみに、パウエルは最新作『トップガン マーヴェリック』にトップガンパイロット役で出演し、話題を集めている。パウエルはトム・クルーズ考案の訓練カリキュラムを受け、劇中では戦闘機に乗り込みながら撮影に挑んだ。『ダークナイト ライジング』では脳しんとうを起こしかけたパウエルだが、『トップガン マーヴェリック』の飛行訓練では嘔吐に苦しめられたという。

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Source: Entertainment Weekly

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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