『ヴェノム』トム・ハーディ、撮影直前までジョークを言うがアクションがかかると「これ以上ないほど激しい男」に豹変する

ハリウッド随一のワイルド俳優として知られるトム・ハーディ。その強靭な肉体も相まって強面なイメージを持たれているが、撮影現場では共演者に癒しを与えるほど陽気な性格なのだという。
これを証言するのは、新作『The Bikeriders(原題)』でハーディと共演したオースティン・バトラー。米Interview Magazineで撮影現場での息抜きの話題になると、「トム・ハーディには驚かされました」と語っている。
「彼はグリズリー(ベア)のように常に真剣な方だと思っていたんです。でも実際はこれまで会った中で一番面白い人の1人でした。」
バトラーによると、ハーディはオンオフの切り替えが凄いらしく、「“アクション”と声がかかる直前までジョークを言っていて、いざ演じ始めるとこれ以上ないほど激しい男に豹変する」という。こうした姿は、バトラーに『ゴッドファーザー』(1972)『地獄の黙示録』(1979)などで知られる名優マーロン・ブランドを思い出せたのだとか。「彼も演技の直前までカメラ技師の方に話し続けていたんですって」。
『The Bikeriders』は1965年の米シカゴを舞台に、ハーディ演じるバイカーの男が結成したモーターサイクルクラブ「Vandals(ヴァンダルス)」が、邪悪なギャングへと変貌していく様を描いたバイカーズ映画。ハードボイルドな作風で、予告編を見る限り劇中では激しい暴力描写も映し出される。
ハードな撮影現場を和ませるなど、フレンドリーな性格もうかがえるハーディ。しかし、20年以上前に出演した初期作『ネメシス/S.T.X』(2002)では、パトリック・スチュワートから「共演者の誰とも交わろうとしませんでした」と内向的な振る舞いを指摘されていた。『The Bikeriders』で見せた社交的な姿は、キャリアを積んでいく中で身につけていったのかもしれない。
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Source:Interview Magazine