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トム・ハーディ、CIAの創設描く新作ドラマに出演へ ─ 『ファンタスティック・フォー』ジョシュ・トランク監督と再タッグ、プロデュースも兼任

トム・ハーディ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/42774766265/

『マッドマックス 怒りのデス・ロード』(2015)『ヴェノム』(2018)のトム・ハーディが、新作映画『カポネ(原題: Capone)』のジョシュ・トランク監督と、CIA(中央情報局)の創設を描くドラマシリーズ(タイトル未定)を企画していることがわかった。米Colliderにてトランク監督が語っている。

『クロニクル』(2011)でSF・ファンタジーの新鋭として注目されたトランク監督は、リブート版『ファンタスティック・フォー』(2015)で製作トラブルに巻き込まれ、バッシングを受けたのち、しばらく活動を控えていた。5年ぶりの新作『カポネ』は、伝説のギャングであるアル・カポネをハーディが演じた伝記映画。カポネの晩年と青年期を描いた同作を通じて、二人は意気投合したようだ。

「僕は今、トム・ハーディがプロデュースするリミテッドシリーズの作業を進めています。彼も(創作に)関わっていて、すごく楽しんでいるし、僕も楽しいですよ。第二次世界大戦の末期から数十年にわたる物語で、CIAの創設を、これまでの映画やテレビにはなかった視点で描きます。本でだけ言及されているような形です。キューバやカストロ、資本主義と社会主義の対立をきちんと扱うことになりますよ。とても大きな作品です。」

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トランクによると、ハーディはプロデューサーとしてだけでなく、本作に俳優として出演する意向。キャリア初期からテレビドラマ&テレビ映画に継続的に出演してきたハーディは、近年も「ピーキー・ブラインダーズ」(2013-)に出演し、主演ドラマ「TABOO タブー」(2017-)では製作を兼任。文豪チャールズ・ディケンズの作品を原作とする「クリスマス・キャロル(原題:A Christmas Carol)」(2019)では製作総指揮を務め、現在は同じくディケンズ著『大いなる遺産』のドラマ化に着手している

現在、トランクはこの企画について「すごく興味深く、危険で、しかも魅力的」だと語り、早期の実現にも意欲を示している。「(本作の内容が)いかに現在の状況に通じており、大きな示唆を与えてくれるかを学んでいるところです」。監督としてのキャリアを『カポネ』で再起動させたトランクは、“盟友”となったハーディとどんな試みに取り組むのか。続報や正式発表が待たれる。

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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