『ヴェノム』トム・ハーディ、アベンジャーズとの共演を希望 ― 米国でのPG-13指定にも言及

ソニー・ピクチャーズ製作、「スパイダーマン」シリーズの新展開となる映画『ヴェノム』で主人公エディ・ブロック/ヴェノムを演じるトム・ハーディが、将来的なアベンジャーズとの共演に意欲を示している。
マーベル屈指のダークヒーローを主人公とする『ヴェノム』は、ヴェノムに“人を喰う”という特徴があるために、ファンの間では長らくR指定が希望されてきた一本だ。しかしソニーは、今後スパイダーマンとヴェノムを共演させるために本作をPG-13指定(米国)に収めたといわれている。
このたびトム・ハーディと共演者のリズ・アーメッドが米MTVのインタビューに登場。そこでハーディは、『ヴェノム』がPG-13指定になったことを受けて、「どんなものでもR指定にできるし、若者や子ども向けにできる」との持論を展開した。
「僕の子どもたちはスパイダーマンとヴェノムを楽しく見てますし、毎朝ヴェノムのオモチャやレゴで遊んでます。だから怖がってはいないですね。ただし同時に、(ヴェノムには)根拠のない暴力性をとことん注ぎ込む余地がたくさんあります。そうしたければ、ですけど。」

『ヴェノム』でメガホンを取ったのは、『ゾンビランド』(2009)や『ピザボーイ 史上最凶のご注文』(2011)を手がけたルーベン・フライシャーだ。この人選について、ハーディは「そっち(暴力的な作風)をやるのにふさわしい人物」だとコメント。しかし同時に、ハーディはこのようにも述べている。
「僕はそっち(暴力的な作風)にも行きたいし、ヴェノムとしてアベンジャーズのみんなとも共演したい。でも、それは僕が言えることではありません。[中略](共演できなくても)すごく幸せですよ。だって、ヴェノムバースには共演できるキャラクターが900人いますから。」
ちなみに、この言葉を聞いたアーメッドが「(アベンジャーズと)共演したいんですか?」と尋ねたところ、ハーディは「力のある家柄とは一緒にやりたい。そうじゃない?」と答えた。
ところで一方のアーメッドは、のちにヴェノムと別のヒーローが共演することを想像して、こんな“夢のチームアップ”を語ってもいる。
「ヴェノムはみんな食っちゃおうとするんじゃないかな。良いとか悪いとかじゃないのがヴェノムですよね。“俺の腹が減ってるか、減ってないか。減ってたらお前を食う”みたいな感じ。ハルクも食べようとするかもしれませんよ。ヴェノムとハルク、良い組み合わせだと思います。」
2018年9月現在、『ヴェノム』にトム・ホランド演じるスパイダーマンが登場するのか、あるいは「スパイダーマン」シリーズとのクロスオーバーが示唆されるのかはわかっていない。もちろん、いずれマーベル・シネマティック・ユニバースと世界観を共有するかどうかも不明だ。アーメッドは本作について「ほかのキャラクターと対面する前に、ヴェノム自身を紹介する」作品だと強調している。
映画『ヴェノム』は2018年11月2日(金)より全国ロードショー。
『ヴェノム』公式サイト:http://www.venom-movie.jp/
Source: MTV
Eyecatch Image: Photo by Gage Skidmore