『ワイルド・スピード』スピンオフ、WWEのスター選手ロマン・レインズが参戦 ─ ロック様、ほぼスコーピオン・キング状態に

『ワイルド・スピード』シリーズのスピンオフ映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)』に、世界最大のプロレス団体「WWE」のスター選手であるロマン・レインズが出演していることがわかった。主演を務める“ロック様”ことドウェイン・ジョンソンがInstagramにて発表した。
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なんなの、この状況は(困惑)。
『ワイルド・スピード』とはなんぞや、ルーク・ホブスとは……という固定観念を一瞬にしてひっくり返しかねない写真だが、ロック様のファンならば『スコーピオン・キング』(2002)など俳優活動の初期作品を思い出す方も多いのではないだろうか。ドウェインによれば、ロマンが演じるのはルーク・ホブスの兄弟役。実際にドウェインとロマンは親戚であり、個人的な関係が物語にも反映された形といえるだろう。
ロマンは2018年10月に白血病であることを告白しており、現在は治療のためWWEを欠場中。『ホブス&ショウ』の撮影には一日のみ参加していたようで、本編での出番は少ないものとみられる。映画初出演となるロマンについて、ドウェインは「彼の集中力と努力、そして本物のパフォーマンスをうれしく思います」と記した。またロマン本人も、撮影に参加したことをInstagramにて報告。家族や友人、『ワイルド・スピード』『ホブス&ショウ』チームに感謝の言葉を述べている。
ちなみにドウェインは、ロマンの出演発表に先がけて、この写真と同じ装いに身を包んだ本編写真を一枚公開してもいる。しかし、これまた『ワイルド・スピード』らしからぬというか、筆者には『ホブス&ショウ』の内容がいよいよ想像できなくなってきた……。
本作にはルーク・ホブス役のドウェイン・ジョンソン、デッカード・ショウ役のジェイソン・ステイサムのほか、“史上最強の悪役”ブリクストン役でイドリス・エルバが出演。そのほかショウの妹ハッティ役で『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のヴァネッサ・カービー、謎の女性マダムM役で『ベイビー・ドライバー』(2016)のエイザ・ゴンザレス、ショウの母親マグダレーン役で『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2016)に続きヘレン・ミレンが出演する。監督は『デッドプール2』(2018)の俊英デヴィッド・リーチだ。
映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)』は2019年7月26日に米国公開予定。