『ワイルド・スピード』スピンオフ『ホブス&ショウ』ロック様が全撮影の終了を祝福 ─ 「今までで一番挑戦的な映画だった」

『ワイルド・スピード』シリーズ初のスピンオフ映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)』の撮影を、主演・製作のドウェイン・ジョンソンがすべて終了した。Instagramにてドウェイン自身が報告している。
『ホブス&ショウ』の主な撮影は2019年1月末にすべて終了しており、このたびドウェインは、自身のみが出演するシーンを追加で撮り終えたものとみられる。ただしこの撮影が、ポストプロダクション(仕上げ作業)のなかで実施される再撮影・追加撮影と同じものか、あるいは本撮影の“番外編”的に行われたものかはわかっていない。
ちなみにドウェインは、2019年2月14日(米国時間)、『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』(2017)続編映画の撮影が始まったことを報告済み。非常にタイトなスケジュールのなか、このたび『ホブス&ショウ』の最後の撮影に臨んだものとみられる。
最後の撮影を終えた直後を捉えたこの映像で、ドウェインはデヴィッド・リーチ監督とハグを交わしたあと、スタッフの仕事に心からの感謝を表明。本作が一本の映画にとどまらず、『ワイルド・スピード』シリーズを拡大していくもの、そしてオセアニアやサモアの文化を全世界に紹介するものだとして、自身にとって非常に大きな意味のある作品だったことを明らかにしている。
投稿のキャプションには、同じく「できるかぎりの時間と能力を作品づくりに費やしてくれた、僕のことを信頼し、情熱的なプロジェクトを前進させてくれた全員に感謝します」と記されたほか、『ホブス&ショウ』については「魂やDNA、タフさ、忍耐力、そして文化を表現した」作品だと説明。キャスト・スタッフへの感謝を述べながら、最後には「いつでも観客が一番。最高に楽しんでもらえるはず」と締めくくった。
またもうひとつの投稿では、ドウェインは「今まで出演した、プロデュースした映画で一番チャレンジングな映画だった」と振り返りつつ、“相棒”ジェイソン・ステイサムへの感謝と愛情を綴っている。
「僕のことや二人の化学反応を信頼してくれた、そしてカッコよくて笑えるものを作り出すことに全力を投じてくれた男に、兄弟として心から最大の感謝を。兄弟、ジェイソン・ステイサム。彼は本物の才能で、タフなヤバいヤツ。撮影中、彼を爆笑させるのは本当に楽しかった。笑いすぎて喋れなくなってるところ、これからもずっと思い出してニヤニヤすると思う。」
『ホブス&ショウ』は、『ワイルド・スピード』シリーズ屈指の“筋肉コンビ”、ドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスとジェイソン・ステイサム演じるデッカード・ショウのバディ・ムービー。二人の前に立ちはだかる“シリーズ最強の悪役”ブリクストンは、『マイティ・ソー』シリーズや『パシフィック・リム』(2013)のイドリス・エルバが演じる。
そのほか出演者には、ショウの妹ハッティ役で『ミッション:インポッシブル/フォールアウト』(2018)のヴァネッサ・カービー、謎の女性マダムM役で『ベイビー・ドライバー』(2016)のエイザ・ゴンザレス、ショウの母親マグダレーン役で『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2016)に続きヘレン・ミレン。監督は『デッドプール2』(2018)の俊英デヴィッド・リーチが務めている。
映画『ホブス&ショウ(邦題未定、原題:Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)』は2019年7月26日に米国公開予定。