【Netflix】有名になることに固執する底辺Youtuberを描く『ヘイターはお断り!』が色々ヤバい

こんにちは、Netflix厨のアナイスです。素晴らしいですよね、Netflix。Amazonプライムに加入している友人の家にパソコンを持って遊びにいけば、もうそれだけで無敵な気分。

Netflixのいいところって、オリジナル作品が中々クオリティが高く面白いところです。王道ものもあるんだけど、すごくインディーな感じの作品もあってクリエイティビティが感じられます。

そんなNetflixオリジナルに、また新たな作品がこの前追加されていました。

『ヘイターはお断り!』というタイトルで、どうやら今をときめくYoutuberとなり、有名になりたくて仕方ない女の子の奮闘記のようです。

テーマのチョイスが、ナウい!有名人になることが将来の目標と言い出す者が現れはじめた我らがミレニアル世代にとって、あるある系かもなと思い、早速最終話までチェックしてみました。

この作品、なかなかヤバいです。

主人公の顔の印象が凄まじい

「ハ~イ!ミランダよっ!今日はみんなのために歌を歌うわ!」という調子で登場する主人公、ミランダ。

歌いだしたかと思うと、まあ酷すぎる。ジャイアンです、ジャイアン。しかも、歌っている最中の顔芸が凄まじい。多分そっちの道で行った方が簡単に有名になれると思ってしまいます。

本当は多分美人さんなのに(女優さんの演技力の凄まじさ)、ギョロっとした目と彼女のチャームポイントの真っ赤で大きな唇の印象が強いです。というか、歌っている時に限らず常に鬱陶しいくらいの顔芸。

……もうどこからつっこんだらいいかわからないくらい、色々凄まじい。

家族もまた、恐ろしいくらい変わり者

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https://www.netflix.com/title/80095900

こんな子が家にいたら、普通の親は彼女がいかに勘違い系でイタいかという事を指摘して、即座にこんなことをやめさせるでしょう。しかし、ミランダの動画の撮影者でもある叔父さんは彼女を大絶賛。自分こそが彼女を有名にさせると、燃えています。

そしてそんな2人を影ながら見守るのが、お母さん。彼女はミランダに才能がない事は薄々わかっているのですが、とても気が弱く、いつも気の強い彼女のご機嫌とりに徹しています。何故か痛くもないのに、腕にサポーターをしていて“病弱アピール”をするのが好き。

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http://warezzone.org/orther/haters-back-off-s01e07-xvid-afg.html

そんな彼らに頭を抱える、家の唯一の常識人なのが、ミランダの妹。彼女はとても心が優しく、絵を描くのが好きな(しかも才能がある!)控えめな子です。けど、そんな彼女でさえ、ミランダ本人に「才能がない」なんてハッキリ言えず、結局家族全員で彼女を乗せてしまうのです。彼女のようなモンスターがうまれた原因と責任は、彼らにもありますね。

ミランダの性格が怖い

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https://www.youtube.com/watch?v=Ae34DTH1mqU

まさしく、“自信&自意識過剰で才能のかけらもない底辺ユーチューバー”であるのが、ミランダ。自分のやりたい事は何があってもやらないと気がすまないタイプです。

これで人当たりが良かったらまだマシなのですが、彼女は恐らく何かがあったら、家族や周りの人間なんてどうでもよくて、世界で自分一人だけが生き残る事を望むような子です。しかも、自分自身のお母さんを奴隷扱い、曲がり者の伯父さんとはタッグを組んで人を常に見下す。

こういう子は言ってしまえば最強で、何を言っても割と全然通じないので全く傷つかないし罪の意識を持つことができません。

何より、そもそも自分が間違っているなんて夢にも思わないのです。

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https://www.bustle.com/articles/21495-glees-naya-rivera-lea-micheles-alleged-feud-mirrors-their-characters-onscreen-drama

似たようなキャラクターが、『glee』という人気海外ドラマシリーズに登場します。レイチェルです。しかし、彼女とミランダには大きな違いがあります。勿論、レイチェルはそもそも歌唱力も高くタレントがあるのですが、自己中心的行動を取った後に、それが人を傷つけたことを知り、ショックを受けながら反省するのです。だからこそ、彼女は何故か憎めないキャラクターですが、ミランダにはそれが欠如しています。

ここまで、このオリジナル作品における主人公ミランダがいかに末恐ろしいキャラクターか、読んでいただいただけでもおわかりいただけたと思います。

しかし、この“ミランダ”、意外とその辺にいたりしませんか?

“有名になる”事に夢中になる人々たち、その象徴となるミランダの行く末

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http://www.thewrap.com/haters-back-off-review-netflix-gives-miranda-sings-the-spotlight-she-craves/

以前に比べ、承認欲求が高まり、自己愛の精神も強まってきたこの時代。

私の知人のユーチューバーに、彼女が何故YouTubeを配信しているのかその意図を聞くとこんな答えが返ってきました。

「自分の存在が日本や世界に向けて知られて、他に連携させているSNSのフォロワーも増えるような相乗効果を狙っているから」

例えば仮に彼女が何かの事業をしていて、その事業への誘導ツールとしてYouTube、SNSを利用しているということなら、ブランディングという意味で理解できます。しかし、彼女はそういうわけでもないらしく、ただとにかく有名になりたいのだそう。

彼女、そしてミランダのように“有名になること”を目的とする人は今や少なくないはず。

有名になるには自分を批判、中傷する者(ヘイター)を気にしない、という強い意志とポジティブシンキングは非常に重要になってくる。

そうなのよ!って思った方、是非このドラマを見てほしいです。Netflixがこういったテーマのドラマをオリジナル作品として今、発表した事には意味があると思うのです。

全8話のうち、第1話の開始5分から顔が青ざめ、無性にイライラしてパソコンをどこかに投げつけたくなるかもしれない、しかし辛抱して見てほしい。

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http://www.ew.com/article/2016/10/16/haters-back-off-finale-colleen-ballinger

そこには、有名になることに固執した者や、それを推奨する現代に対する示唆、そしてヘイターは勿論家族や周りの人間の事など一切考えず、自分自身の夢を叶えることしか考えなかった者の末路が描かれています。必ずや、このドラマが若年層に対する教訓、そしてキュアの役割を担うと私は信じて仕方ありません。

今日、SNSに何かを投稿したそこのあなた。“ミランダ”になってはいませんか?

About the author

ライター/編集者/Ellegirlオフィシャルキュレーター、たまにモデル。ヌーヴェルヴァーグと恐竜をこよなく愛するナード系ハーフです。

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