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【ネタバレ解説】「ホークアイ」第1話&第2話、ソーズマンの気配とは

ホークアイ
(C)2021 Marvel

この記事には、「ホークアイ」のネタバレが含まれています。

「ホークアイ」第1話と第2話には要注意人物がいる。ケイト・ビショップの母エレノアの再婚相手として登場する、ジャック・デュケインだ。

コミックでのソーズマン/ジャック・デュケイン

ジャック・デュケインは、コミックではソーズマンと呼ばれる、剣で戦うヴィラン(状況によってヒーロー)だ。彼はサーカスの花形芸人で、孤児だったクリント・バートンに才能を見出し、弓の訓練を施した人物で、ホークアイの名付け親でもある。つまり、コミックではクリントの師匠なのだ。

ドゥケインが所属するサーカス一座は犯罪の温床で、クリントはデュケインが盗みを働く現場を目撃し、師弟は争うこととなる。デュケインはそのまま逃走し、ヴィランとなってしまう。

デュケインは後にマンダリンの手先としてアベンジャーズに潜り込むこともあるが、チームを尊敬するようになり、マンダリンの指示には従わずに逃走。最終的には征服者カーンとの戦いの中で、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーのマンティスをかばって命を落とす。

ソーズマンは剣術に秀でた戦士。ほかに投げナイフも装備する。身体能力に優れており、素手による格闘術も会得している。

「ホークアイ」でのジャック・デュケイン

「ホークアイ」劇中でケイトは、この髭を蓄えた「いかにも」な色男を快く思っていない様子。デュケインは「継父向けの本」から仕入れた知識で、ケイトが自身に向ける敵意の理由を「わかってる」風に語っていたが、そんなところもケイトにとっては不愉快だろう。

デュケインが何かを隠していると怪しんだケイトは、家の中でフェンシングの決闘を申し出る。いざ一戦交えてみると、デュケインは手を抜いているようで妙だ。ますます疑わしいと感じたケイトが不意打ちのひと突きを繰り出してみると、デュケインは卓越した反射神経でその剣を跳ね返す。これは、デュケインがソーズマンとなることを示唆するシークエンスだ。

「ホークアイ」第1話では、デュケインの叔父で富豪のアーマンド・デュケイン3世が何者かに殺害された。ケイトは剣を使った犯行であることを怪しんでいたが、果たしてソーズマンことジャック・デュケインが犯人なのだろうか?闇オークションではジャージ・マフィアの襲撃に紛れてローニンの刀を盗み出していたが、彼はその危険な武器を何に使うのか?そしてエレノアは「ロマンスに流されて」ジャックと婚約してしまうが、ビショップ母娘の波乱とは一体?

演じるのはトニー・ダルトン

ドラマでデュケイン役を演じているのはトニー・ダルトン。「ベター・コール・ソウル」ラロ・サラマンカ役などで知られるメキシコ系俳優だ。

ダルトン自身、同役がソーズマンであるということはマーベル・スタジオから伝えられていると、米Colliderのインタビューで答えている。キャラクターの勉強のために、ソーズマンが登場するコミックの数々も購入して読んだということだ。

役作りにあたっては、原作キャラクターの基になっているとされる1930年代の俳優エロール・フリンを参考にしたと語っている。フリンはまさに剣戟映画で活躍した、口髭を蓄えた俳優だ。ダルトンはフリンを研究し、怪しい笑みを浮かべるような雰囲気を役に取り入れたという。

ドラマ「ホークアイ」はDisney +(ディズニープラス)にて配信中。

Source:Collider

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。